2014年前半の仕事

今年1月から6月までに関わった、これまでにお知らせした以外の仕事をまとめてご紹介します。
 

『いしをつんだおとこ』あきやまただし(ハッピーオウル社)

『はなかっぱ』などの児童向け作品で知られる、あきやまただしさんの新作絵本。五歳の娘も毎日見ている『はなかっぱ』とは全く異なるタッチで描かれるシリアスな寓話です。
家をなくした貧しい男が、街の真ん中に石を積み始めます。何度かの挫折と研究を経て、それは次第にひとつの大きな塔となっていきます。人生を賭けて努力を重ね、成果を求めず目標に無心で向かっていく男の姿は、同じように絵本制作に取り組んできた、作者のあきやまさんの姿勢と重なります。
普段の『はなかっぱ』などの絵本とは違ったテイストにふさわしいデザインを、ということで依頼を受けました。石が積み重なったようなタイトルなど、作者のメッセージの根底にある無骨さを表現しました。

>>いしをつんだおとこ|読書メーター

《本当にあったような、昭和の時代に出版されたような、でもあきらかに今現在のデザイン感覚の……》ある読者のコメントより。……まさにそんな気持ちでデザインしました。

 
 

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ヤマハ株式会社創業125周年記念 株主様限定CD(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)

ヤマハ株式会社の創業125周年を記念して作られた株主優待品の限定CD。ヤマハ所属のシンガーソングライターなどの懐かしい音源が収録されています。記念品ということで、花やリボンの絵を北村範史さんに描いていただきました。
 
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>>CD|Norichika Kitamura (このCDの仕事の紹介と写真) 

 
 

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微風 2014 初夏号(徳間ジャパンコミュニケーションズ)

今年からアートディレクションを引き継いだ、小冊子『微風』の二号目。新春号の女性アイドル特集に続いて、今度は男性アイドルの歴史を特集しました。第二特集では昭和歌謡史が産み落とした「企画もの」ソングについて取り上げています。

 
 

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「奇跡のジャパニーズ・スタンダードの誕生」チラシ(せたがや音楽プロジェクト)

世田谷に縁のある音楽家・音楽制作者による「せたがや音楽プロジェクト」第一弾。『「黄昏のビギン」の物語』を上梓したばかりのプロデューサー佐藤剛さんを中心に、長く歌い継がれる名曲「黄昏のビギン」の秘密に迫るフォーラムのチラシを制作しました。歌詞にちなんで、「雨」を図案化したアートワークになっています。8月にプロジェクト第二弾のコンサートも予定されています。

>>せたがや音楽プロジェクト

>>歌い継がれて55年、今が一番輝きを放っている「黄昏のビギン」|TAP the POP
(イベント当日のルポ)
 
 

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完全保存版! 中島みゆき『お時間拝借』よりぬきラジオCD BOX
(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)

中島みゆきがパーソナリティを務め、90年代にTFM系列で放送された『お時間拝借』。番組の放送音源から選りすぐった5枚組CDとボックスをデザインしました。オンエア当時の番組本を参考にロゴを手持ちのフォントで起こし、カラフルな色と組み合わせました。

 
 
……
このほかに、ちょうど一年前に依頼を受けて、昨年暮れから参加している生活協同組合のリニューアルプロジェクトが、時間をかけてじっくりと進んでいます。ぼくにとって初めての、広告代理店+個人+制作会社の混成チームによる数年がかりの仕事になります。順調に行けば、来年春ごろには最初の成果が世に出る予定です。

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