これから行くかもしれない展覧会[2016・6~]

絵の旅
2016年5月14日[土]―6月11日[土]
MA2 Gallery(東京・恵比寿)
平面で出来ることの面白さを追求する70~80年生まれの5人の作家のグループ展。

近代風景~人と景色、そのまにまに~ 奈良美智がえらぶMOMATコレクション
2016年5月24日[火]―11月13日[日]
東京国立近代美術館 ギャラリー4(東京・竹橋)
奈良美智の考えや創作の源泉まで伝わってくるようなセレクション。

荒木経惟 「写狂老人A 76齢」
2016年5月25日[水]―6月29日[水]
タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京・六本木)
新書『写真ノ説明』を読んでからアラーキーがますます好きになった。

荒木経惟個展「センチメンタルな旅 – コンプリート・コンタクトシート」
2016年5月25日[水]―7月9日[土]
IMA CONCEPT STORE(東京・六本木)
コンタクトシートは基本ノーカットなので写真家の思考が露わになってしまう。

村上春樹とイラストレーター ─佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸─
2016年5月25日[水]―8月7日[日]
ちひろ美術館・東京(東京・上井草)
村上春樹の著作を彩ってきた4人のイラストレーターの作品を紹介。

阪本トクロウ – 空の器
2016年5月27日[金]―6月19日[日]
ART FRONT GALLERY(東京・代官山)
写真よりも現実に近い日本画。本当にいつみても凄い。未見の方はぜひ。

わかる わかる じかんの えほん 原画展
「じかんですよ」 しもだいらあきのり(MURGRAPH)個展

2016年6月2日[木]―6月12日[日]
URESICA SHOP & GALLERY(東京・西荻窪)
デザインで参加した絵本第二弾の原画展。描き下ろし新作とグッズ販売など。

文字の博覧会 -旅して集めた“みんぱく”中西コレクション-展
2016年6月2日[木]―8月27日[土]
LIXILギャラリー(東京・京橋)
世界中の文字を収集する「文字ハンター」中西亮氏の膨大なコレクションより。

声ノマ 全身詩人、吉増剛造展
2016年6月7日[火]―8月7日[日]
東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー(東京・竹橋)
「全身詩人」見事なコピー。ひとりの詩人の全てをオープンにする展示。

菊地敦己展 360 x 480
2016年6月10日[金]―7月8日[金]
竹尾 青山見本帖(東京・表参道)
紙見本の店で開かれる小さな展示(菊地さんのTwitter)。

ポンピドゥー・センター傑作展 ―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―
2016年6月11日[土]―9月22日[木・祝]:
東京都美術館(東京・上野)
近代から最新の現代まで同じように扱っているのがポンピドゥーの自由なところ。

もとやすけいじ 初の絵本「つばめこうくう」(佼成出版刊)原画展
2016年6月15日[水]―6月26日[日] *月火休
キチム(東京・吉祥寺)
あとさき塾出身。仕事の経験を活かした初の絵本。デザインセンスを感じる。

オサムグッズの原田治展 Osamu Goods® The 40th Anniversary
2016年7月1日[金]―9月25日[日]
弥生美術館(東京・根津)
オサムグッズ40周年を記念して、グッズ1000点と原画などを展示。

山口はるみ展 Hyper! HARUMI GALS!!
2016年7月8日[金]―7月25日[日]
パルコミュージアム(東京・渋谷)
HARUMI GALSシリーズの最新作が登場。8月より2019年まで渋谷パルコは休館。

 
[メモ]
ここ数年は小さなギャラリーだけでなく、美術館にも足を運ぶことが多くなりました。そこで何度も経験した「美術展あるある」として、

『入口近辺は混んでいるのに、奥に行けば行くほど空いている。』

というのがあります。

メディアで話題になっている大規模な美術展に行くと、入口から入ってすぐの人だかりに驚かされることが多いです。人の列もなかなか前に進まず、やきもきすることもしばしば。でも第二室、第三室……と奥に進むにつれて次第に混雑が解消され、後半の部屋になるとあんなに凄かった行列も見当たらず、絵の前に誰もいない場所も出てきたりして、最後の方はゆっくりと鑑賞できるようになります。人が急にいなくなるわけではないし、どういうことだろう……と不思議に思っていたのですが、何度目かに美術館を訪れたとき、理由が少しわかった気がしました。

日本人は真面目なので、作品のみならず、冒頭のごあいさつや各章の説明文、作品に付けられた注釈までも、きっと律儀にすべてを受け止めようとするのだと思います。入口付近の人の流れが遅いのは、作品そのものよりも、説明文や注釈を読むことに多くの時間が割かれるから。そして展示が先に進むにつれ、最初と同じペースで真剣に見続けることに少しずつ飽きてしまうのではないかと推測しています。

ある時期からぼくは、説明文や注釈の前を(混雑状況に応じて)読まずに素通りしてしまい、そのぶんの時間を作品そのものとじっくり向かい合うことに費やそうと決めました。気になる箇所の説明は、あとから戻って行列の背後から見るようにしています。説明文は大抵、販売されている図録にも同じ文章が収録済みなので、休憩用の椅子に備え付けられたサンプルで読んだり、買えば家でじっくり何度でも読み返すことも可能です。

言葉はただの一面的な情報にすぎませんが、作品そのものに込められた絵の具の筆致や背後にある作家の思考は、観る人をどこまでも遠い世界へとトリップさせてくれるのだと気付いてから、作品と向かい合うことがより楽しみになりました。

 
>>これから行くかもしれない展覧会[2016・5~]

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