よめる よめる もじの えほん

よめる よめる もじの えほん

ご紹介が遅くなりましたが、久々に絵本の仕事です。

あかね書房から8月に発売された絵本『よめる よめる もじの えほん』のデザインを担当しました。初めて「デザイン」として著者名に名前を加えてもらっています。

「もじ」と出会って興味を持ち、やがて自分で読んだり書いたりし始める年頃の幼児に向けて書かれた絵本です。いわゆる学習絵本とは違ったアプローチで、文字を読む喜びを伝えてくれます。鏡文字や似た形の文字、はねる音のばす音、ひらがなからカタカナ、そして漢字……もじと共に子どもたちの目の前にある世界がどんどん広がっていきます。

『九九をとなえる王子さま』(はまのゆか・作、あかね書房)の編集・木内さんから投げかけられた提案に対し、こくぼみゆきさんが詩のような言葉を付けてくれました。イラストレーター・画家のしもだいらあきのり(下平晃道/murgraph)さんの、ふわふわと風のように自由な発想で描かれた絵が各方面でとても好評です。11月頃、展示や絵本に関連した企画がありそうなので、決まったら改めてお伝えします。新しいお知らせはこの下に追加していきます。

帯の推薦文は、詩人のくどうなおこさんに書いていただきました。

[16/9/5追記]
『よめる よめる もじの えほん』重版が決定しました(二刷)! ありがとうございました。
 
[15/10/14追記]*終了しました。
しもだいらあきのり(Murgraph)個展「よめる よめる もじの えほん の えのてんじ」
2015年11月5日[木]―11月17日[火] *11/11水休
にじ画廊(東京・吉祥寺)

今回の絵を描いてくれたしもだいらさんによる、絵本原画を中心とした新作の展示が開かれます。
11月14日(15:00〜)、絵本に関わった三人+あかね書房の編集・木内麻紀子さんによる、絵本の制作過程を語るトークショーも行われる予定です。その他にも人気企画の似顔絵大会や、オリジナルグッズの販売なども。詳しくは下記のリンク先をご覧ください。

http://nijigaro.com/news.htm

 
よめるよめるもじのえほん
 
よめるよめるもじのえほん

 
よめる よめる もじの えほん(→絵本ナビ
こくぼみゆき・さく しもだいらあきのり・え 下山ワタル・デザイン
あかね書房
発売中
1200円+税(定価)

 
>>わかる わかる じかんの えほん|パラグラフ (2016年3月末に刊行された第二弾)

みんなの人形劇展

みんなの人形劇展

人形劇をテーマにした企画展「みんなの人形劇展」が、原宿のカフェシーモアグラスで開催されます。

みんなの人形劇展
 
展示を企画した人形操演の山田はるかさんは、NHKEテレで人形が出てくる子ども番組や人形劇の多くに裏方として出演する、人形劇界の若手第一人者です。「ノージーのひらめき工房」「いないいないばあっ!」「ざわざわ森のがんこちゃん」、人形劇では「シャーロックホームズ」など、実に沢山の番組のクレジットで名前を見ることができます。最近だと、ウルフルズのMV「ボンツビワイワイ」の人形もそうですね。

人形を通して知り合った作家の友人たちや先輩方が参加して、人形劇をモチーフにした新作イラストレーションや手づくりの人形、昔懐かしいパペットやマリオネットの展示、人形劇の上演、人形劇の裏話が聞けるトークショーやワークショップも開かれる、約1か月半の楽しいイベントです。はるかさんとはシーモアグラスのイベントをきっかけに知り合い(数少ない「ハロ友」の一人でもあります)、今回はDMと展示タイトルロゴのデザイン等をお手伝いしました。裏面のイラストレーションは、福田利之さんによる展示作品です。
 

みんなの人形劇展
2015年7月5日(日)─8月21日(金)
Café SEE MORE GLASS(東京・原宿)

参加作家=えちがわのりゆきオガワナホ甲斐みのり片岡メリヤス木下綾乃tupera tuperaはまのゆか平澤まりこ/ひろせべに/福田利之/yugue (50音順・敬称略)
企画・人形操演=山田はるか
 
人形劇・イベントスケジュール *過去の日付のものは終了
http://seemore96.exblog.jp/24402255/

8月1日(土) 12:00〜/14:00〜
うんころもち劇団[人形劇]
1000円+1ドリンク(おみやげ付)

8月2日(日) 12:00〜/15:00〜
ひろせべにさんとつくるペープサート人形ワークショップ
2500円 (yugueのベーグルサンドとお飲物付)

8月15日(土) 14:00〜
テレビ人形劇界の宝 南波郁恵さんトークショー 
1000円+1ドリンク
──ひょっこりひょうたん島、三国志、などこれまでに関わった人形劇の裏話

8月16日(日) 13:00〜/16:00〜
ねずみのシーモア〜本棚にすんでいるねずみのはなし[人形劇]
2000円+1ドリンク
──福田利之さんデザインのねずみの人形が登場する新作人形劇

 
>>みんなの人形劇展 Facebookイベントページ
 

[2015/12/04追記]
南青山にある(最寄駅:表参道)TOBICHIで開かれた福田利之さんの個展&イベント「大福田展」で、人形劇「ねずみのシーモア」が再演されました。
http://www.1101.com/tobichi/daifukuda/

ねずみのシーモアを上演している「アトリエ・ピタチョーク」のサイト。
ねずみのシーモアのあらすじ、スタッフクレジットと、オリジナルソングが公開されています。
http://a-pitachok.com/works/ねずみのシーモア/

 

第七回harmonize吹奏楽チャリティーコンサート

第七回harmonize吹奏楽チャリティーコンサート

毎年チラシ等のお手伝いをしている吹奏楽団harmonizeのコンサート。今年で七回目です。

例年、吹奏楽のチラシのアートワークは、テーマとなる短い言葉を頂いてから取り掛かることが多いのですが、今回は時間的な都合もあったりして、お題をもらう前に先に作ってしまうことにしました。とはいえ、毎回異なるテーマと手法を自分に課して7年間も続けていると、なかなかすんなりアイデアが出てこない時というのもあるもので、今回がまさにそれでした。非常に難産を極めました。

何枚も重ねた落書きの中からやっと出てきたのが、ユーフォニアムの迷路の絵でした(チューバでもなんでもいいですが、流行っているのでそういうことにしておきます)。実際には「迷路」ではなく一本道で、たどって行くと必ずゴールに到達します。ゴールは「本番の日」かもしれないし、苦心してみんなで出す音なのかもしれません。あまり考えずに生まれてきたものなので、解釈は見る人それぞれに委ねたいです。

クラシックのコンサートチラシにありがちな色である「黒」をこれまで意識的に避けてきましたが、今回は思い切って使ってみました。デザインを終えて最後に届いたテーマが、「和から一閃の光」。組み合わせてみると、意外とマッチしている感じがします。
 

harmonize(ハーモナイズ)は東京都日野市を拠点に活動する吹奏楽団で、リーダーで指揮者の、中学や高校で音楽教師を務める藤井和夫君の教え子が中心となって集まり、演奏を続けています。毎年初夏にチャリティーコンサートを開き、児童養護施設出身の子どもたちをサポートする「NPO日向ぼっこ」への募金を行なっています。
 
コンサートは入場無料です。
お近くの方、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
取材や問い合わせについては、彼らのウェブサイトをご覧になってください。

 
第七回harmonize吹奏楽チャリティーコンサート
2015年6月28日[日]
13:30開場/14:00開演
ひの煉瓦ホール(日野市民会館)大ホール
入場無料
 
hrm15
 

harmonize吹奏楽チャリティーコンサート FLYER/LEAFLET (第二回以降のチラシ)
harmonize+foglight 吹奏楽合同演奏会 FLYER/LEAFLET (第一回のチラシ)

第六回harmonize吹奏楽チャリティーコンサート|パラグラフ(前回のこと)
http://paragraph.jp/2014/05/harmonize-2014/

harmonize公式ブログ
http://harmonize2008.blogspot.jp/

「元・丁稚」藤井和夫インタビュー|INTERVIEWS for land of music “the Rising”
http://d.hatena.ne.jp/theRising/20090618
――指揮の藤井君はかつて、ロックバンドHEATWAVEの伝説の「丁稚」でした。

絵本『いしをつんだおとこ』、産経児童出版文化賞美術賞受賞のお知らせ

絵本『いしをつんだおとこ』、産経児童出版文化賞美術賞受賞のお知らせ

あきやまただしさんの絵本『いしをつんだおとこ』(ハッピーオウル社)が、2015年の産経児童出版文化賞「美術賞」を受賞しました。これまでに『はなかっぱ』『パンツぱんくろう』『たまごにいちゃん』など児童向けエンタテインメント絵本を数多く著してきたあきやまさんが、いつもとは全く異なるタッチで描いたシリアスな内容の絵本です。

家をなくした貧しい男が、街の真ん中に石を積み始めます。何度かの挫折と研究を経て、それは次第にひとつの大きな塔となっていきます。人生を賭けて努力を重ね、成果を求めず目標に無心で向かっていく男の姿は、同じように絵本制作に取り組んできた、作者のあきやまさんの姿勢と重なります。

普段の絵本とは違ったテイストにふさわしいデザインを、ということで、「すごいぞ!ぼくらのからだシリーズ」などでご一緒してきた編集の東沢亜紀子さんから依頼を受けました。石が積み重なる様子をイメージしたタイトルなど、絵柄や作者のメッセージの根底にある無骨さと調和するデザインを心がけたつもりです。あきやまさんの新しいチャレンジがこのような形で高く評価されたことをうれしく思います。

6月3日、産経児童出版文化賞贈賞式が、元赤坂の明治記念館で秋篠宮妃紀子さまを迎えて開かれました。残念ながらあきやまさんは遠方在住のため出席は叶いませんでしたが、招待を頂いて式に出席してきました。絵本や児童文学を次の世代に伝えようという強い意思が伝わってくる賞であり、それは端的には、大賞の「きみは知らないほうがいい」の著者・岩瀬成子さんの受賞コメントに表れていたと思います。マスコミへの警鐘的な内容をも含むスピーチが、あのような場で発せられそして受け止められたこと、それを直接耳で聞くことができたのは、本当に有意義なことでした。
 

>>産経児童出版文化賞、明治記念館で贈賞式|産経ニュース
>>産経児童出版文化賞|いべさん (2015年受賞作品一覧)
>>いしをつんだおとこ|ハッピーオウル社

いしをつんだおとこ
6月3日産経新聞広告(ハッピーオウル社制作/HPより転載)。
塔を見上げるいしをつんだおとこと、はなかっぱ。