純粋に近況だけのメモ/〜2013・AUG

▼アートともデザインともあまり関係のない最近の出来事について時々記しています。前回はこちらです。

▼フリーランス以降では珍しく、今年は仕事でお世話になった方に暑中見舞いを出しました(上の画像)。絵柄面は2013のクレジットが入っていますが、実際は大分前に描いた作品です。宛名面には上半期の主な仕事リストを入れました。連日厳しい暑さが続きますが、皆さまどうか良い夏をお過ごしください。

▼今年1月から7月までの7か月は、物事が思うように進まず、立ち往生する電車の中でひたすら発車の合図を待っているような日々でした。一応仕事はコンスタントに続いてはいたものの、その先が見えない。いまとなっては笑い話ですが、この7月に人生初の「就活」をしたエピソードについて。求人情報サイトで偶然見つけた、音楽CDを主に手がけるメーカー系列のデザイン事務所の求人が丁度自分に適していたので、ダメ元で応募したのです。半分は冷やかし、半分は本気で。音楽CDの仕事は今後1、2年で、レコードメーカー系列の会社か一握りの大手に占有され、自分のような個人にまで届かなくなるのでは、との予感がふと生じたのでした。自分の得意なCDの仕事をコンスタントに続けていくとしたら、どこかに所属する、という選択肢もありかもしれない。仕事や将来への不安があったのも事実です。しかし結果は、書類選考以前の段階でNG。つまるところ、それがこの行動へのアンサーだと解釈しました。突飛な行動が功を奏したのか、8月に入った途端、ずっと滞っていた案件が突然大きく動き出したり、これまでの仕事上の交流の延長線上で全く予期しなかったプロジェクトに関わることになったり……思えばあの時選ばれなくてラッキーでした(CDというフォーマットも今後は楽観的とはいいがたいし)。これから年の後半〜来年にかけて、これまでとは打って変わって新しい展開が訪れそうです。

『九九をとなえる王子さま』(あかね書房)、『はなねこちゃん』(小峰書店)、『たべものたべたら』『ぼくの手 わたしの手』(保育社)、さらに続刊何冊か……と気がつけばすっかり絵本の世界に深く関わっていました。去年の夏休み、避暑先のお家の本棚にあった大量の名作絵本を前に「絵本の仕事に関わりたい」と願ってから一年、こうして実際に絵本の仕事に関われていることに幸せを感じます。『九九をとなえる王子さま』の発刊後、作者のはまのゆかさんからのお誘いでトークイベントにも参加し、絵本への思い、これまでの仕事のことなどについて語ってきました。今後の仕事への様々なヒントを得られたことに感謝しています。

▼そろそろ外に出ての共同作業やノマド的モバイルワークも増えるのでは、との予感から、ノートパソコンの購入を再び検討しています。昨年の失敗を糧に今回は熟考し、バッテリの耐久時間が大幅に伸びた6月発売のMacBook Airにしようと思っているところです。画面は13インチ、メモリは最大の8MB、クロックはそのまま、SDDは256GB。SSDは、メインマシンのMac miniと同じ容量のの512GBにすると3万円以上高くなるため、ふと思い立ちMac miniの音楽ファイルを外付けに移したら、256MBでも十分足りるとわかったのでひと安心。解像度については、昔、自宅で使っていたiMac(Summer 2001)が、15インチ・1,024×768でデザインワークに十分足りていたことを思えば、13インチ・1,440×900は全く問題ないはず(たぶん)。そろそろ2年割の期限が切れるiPhone、この秋Retina化が噂されるiPad miniも視野に入れつつ……。

▼今年前半によく聴いていたアルバムは、tofubeats『lost decade』、Ed Motta『AOR』、ハナレグミ『たれそかれそ』、電気グルーヴ『人間と動物』……etc.。Daft Pank『Random Access Memories』と天野春子「潮騒のメモリー」が街のレコード店で流れると、70年代から80年代へタイムトリップしたような錯覚に陥ります。夏フェスは、7月のFREEDOMMUNEと、仕事の合間に少しだけ観ることができたTOKYO IDOL FESTIVAL 2013。どちらも無銭でも十分楽しかったです。Soundcloudでよく聴いたのは、Riow Araiさんのわもの80sレディーじぇじぇミックス(77曲中73曲まで自力で判明。残り4曲がわからず…)。

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>>純粋に近況だけのメモ/〜2013・FEB