マダガスカルのミニチュア自転車

静岡に帰るたび必ず立ち寄る雑貨店の三保原屋LOFTで、GW3日目に偶然見つけたブリキでできたミニチュア自転車。

ブレーキワイヤーやサドル、タイヤカバー、フロント&リアライト、スポーク、チェーンカバー、荷台に至るまで、自転車のパーツが精巧な細工により再現されている様子に驚きました。両輪は固定されておらず、回す(走らせる)こともできます。

よく見ると本体やカバーの部分には、缶詰の一部がそのまま使われていました。フライターグのバッグのように元の缶の色や模様をそのまま生かした仕上がり。とてもカラフルで、見ているだけで楽しい気持ちになってきます。

しかも値札を見ると、なんと1000円+税というリーズナブルな価格。これは!と思い、気に入った2台とも買って帰ることにしました。


 
店員さんに作家について尋ねたところ、雑貨を仕入れている問屋から入ってきた品物で(つまり、作家と直取引の作品ではない)、詳しいことはわからないようでした。

缶詰の感じから見て外国産かもしれないと思い、ネットで調べてみたらやはり正解。マダガスカルで作られたクラフト製品でした。

 
マダガスカルのミニチュア自転車やクラフト作品を紹介する「Tour to Madagascar」の記事がありました。

調べてみたところ、ミニチュア自転車は、マダガスカルのアンツィラベ(Antsirabe)在住のマミーさんという男性が、缶詰や電線、瓶のフタなどの廃品をリサイクルして1990年頃から作り始めたようです。自転車のほか、現地で走る車(ルノー)、プスプスと呼ばれる人力車などが作られています。ミニチュア1台の製作にかかる時間は30分、製作費はわずか数ユーロ。彼の店(MAMY’S MINIATURES)ではミニチュア製作の様子を見学できるそうです。奥さんも刺繍アーティストであり、夫婦ともにクラフト製作に関わっているとのことでした。アンツィラベはクラフトの盛んな町で、彼らのほかにも多数の作家が活動しています。豊かな農村地帯で米の栽培や牧畜が行われ、クラフトとともに町の暮らしを支えている。人生でいつか機会があったら、マダガスカルに行ってみたいと思いました。