この夏発売の新刊絵本のデザインを担当しました。

おばけのパンやさん
いちよんご/作・絵
教育画劇
2021年7月1日発売
定価(税込):1320円(本体1200円)
 


 

作者のいちよんごさんの肩書は「妖怪えほん作家」。これまでに1冊妖怪をテーマにした絵本を出版していて、これが2冊めの著書となります。切り絵の手法で、パンやを営む可愛らしいおばけたちと、彼らがせっせと作る「おばけパン」を表現しています。

いちよんごさんは以前、パンを開発する会社に勤めていたことがあり、その経験が、お話に出てくるパンの製造工程や道具(をモチーフにしたおばけ)の詳細な描写に生かされています。色紙で作るカラフルな、焼き目を付けたパンが本当に食べてみたくなるほど美味しそう。

おばけがテーマのおどろおどろしい絵本と見せかけて(もう表紙を見れば伝わると思いますが)、おばけたちそれぞれのキャラクターの可愛さが伝わるお話になっています。
 

デザインでも可愛らしさを表現するため、普段のかっちりした書体使いは封印して、本文などのほとんどの書体をいままで使ったことのないフリーフォントを中心に構成しました。選び方もかなり適当にしました。フリーフォントは大手のフォントに比べ、字詰めなど多少扱いにくい面もありますが、そこは味だと思ってなるべくそのまま、もしくは素のままに見えるように、あえてぎこちなく調整しました。

表紙のタイトルも、パンの形の文字を提案したら可愛く作ってくれました。
 

季節絵本の扱いのみならず、各地の書店で面陳など好意的に扱っていただけているそうです。これから絵本に関連したイベントも開かれるようで、とても楽しみです。余談ですが、いちよんごさんは、7月にぼくが参加したグループ展の展示も観てくださいました。感謝。また、仕事や、なんか面白いことできたらいいですね。
 

>>おばけのパンやさん|教育画劇