
2021年最も印象に残った××××
:::アート:::
コロナ2年目で、長年の習慣にしていたアートを外に観に行くことへのモチベーションが失われた。関わってきた対象が大事だと感じられなくなった時は直ちに距離を置くべし、とのポリシーに従い、アートのことを忘れたらとてもすっきりした。なんの期待も持たずに出かけた和田誠展(東京オペラシティアートギャラリー)、佐藤可士和展(国立新美術館)から様々な気付きを得た。
2021年はここ数年温めていた、画家としてのプロジェクトを実行に移した記念すべき年でもあった。昨年実現したこと(夏のグループ展……Shop NRCK with friends ご来場のお礼|しなもん)、思うようにできなかったこと(etc…etc…)、全てが次に向かうための教訓になりました。
……この次はモアベターよ!(細野晴臣)
2021年に観た展示の全記録です。>> twilog#gbiyori
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@cinnamo_info
>>Twilog #gbiyori(2022〜)
:::音楽:::
CHAI『WINK』
>>for Smartphone ACTION with ZAZEN BOYS
オルタナ/パンク路線から思い切り(ぼくが好きな感じの)エレクトロニック〜ヒップホップにシフトチェンジ(フジロックのライブ実況で知った)。妻と昔追っかけてたKiiiiiiiを思い出しながら見た。
BTS「Permission To Dance」
辛くて空回りばかりの一年でも、音楽だけは楽しかった。中1の娘がYouTubeやTikTokなどで流行る曲を片っ端から聞いて、新しい音楽をたくさん教えてくれた。その中でも家族で一番ハマったのがBTS。
(ちなみにK-POPの女性グループ枠ではデビュー以来ITZYが温めてきた王座に、いまはaespaが座っています)
>>ぼくは ぼく/LOVE MYSELF|しなもん|note
>>なぜBTSはこんなに応援したくなるのか……「アスリートとファンの構造」に通ずる“4つの理由”(Number)
Silk Sonic『An Evening With Silk Sonic』
みんなも、自分にとっても、嫌う要素がひとつもない音楽。真に大衆的なR&B。
Lone『Always Inside Your Head』
初期の頃のミッドテンポで浮遊感ある音に回帰した最新アルバム。
和田彩花「ウルトラマン・ゼンブ」(cover)
まさかのオザケンカバー(#ゼンブカバーチャレンジ)。本家を飛び越して、2021年最も再生回数が多かった曲。
和田彩花『私的礼賛』
一見エクスペリメンタルでクールな印象なのに、作曲や歌唱の端々に80年代アイドル歌謡の匂いを感じるのはどうしてだろう(シティポップともまた違う)。おそらく船山基紀あたりがアレンジしたらそういう曲になるのでは…。「みやしたぱーく」「mama」「スターチス」。
鞘師里保『DAYBREAK』
あやちょのアルバムと自分の中で対の関係にあった作品(ピーベリー)。シティポップの「Find Me Out」「Puzzle」と、再デビューの不安を打ち消してくれるファンへの全面的な信頼を歌った「LAZER」。自分を信じることとは、自分を応援してくれるファンを信頼すること。私が知らない自分をファンが知っている。
::LIVE::
BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE – SEOUL
millennium parade @ FUJI ROCK FESTIVAL 2021(YouTube)
:::メディア:::
::映画・TV::
まともじゃないのは君も一緒
アメリカン・ユートピア
シン・エヴァンゲリオン劇場版
野球少女
浅草キッド (Netflix)
レヴェナント: 蘇えりし者 [2016]
ペペロンチーノ
ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜
アバランチ
おかえりモネ
おちょやん
デザインあ 200回スペシャル
「おかえりモネ」で清原果耶が内気でボソボソ喋る女優という先入観を持つ人々に、「まともじゃないのは君も一緒」をそっと差し出したい。成田凌の才能にも感服。……定量的には言えないけど。
おまけ:
年の終盤からメルカリを始めた。自分の中では珍しく、何にも紐付けられていない完全匿名アカウント。ある時巨大な書棚に眠るたくさんの本を見て、いまの自分には必要ないものばかりで壁に等しいと悟ったのが始めたきっかけだった。
去年の後半、いろんなことが空回りばかりで新しいことが何もできず、内にこもっていた時期があった。そんな時でもメルカリで適切な値付けをして出品すると、見てくれる人がいてそこそこの値段で売れていく。システムが洗練されていて煩わしさが一切なく、自分をさらけ出す必要もない。発送も匿名。
メルカリでのごく原始的な商売・取引が、しなもん(品門堂本舗)の活動にフィードバックされることも多かった(それがきっかけで、品門堂本舗のメルカリShopsオープンにもつながった)。
:::ハロプロ楽曲大賞’21:::
1位|涙のヒロイン降板劇 つばきファクトリー
2位|Now Now Ningen BEYOOOOONDS
3位|約束・連絡・記念日 つばきファクトリー
4位|こんなハズジャナカッター! BEYOOOOONDS
5位|SHAKA SHAKA TO LOVE アンジュルム
次点|なし
6年間加入してきたFCを退会。コロナのおかげで、現場に行かなくても様々なコンテンツが家で体験できるようになったので。とはいえ、2019年に生で観た厚木や代々木でのモーニング娘。’19の生パフォーマンスがいまだに忘れられず、時が来たらまたなんとかするかもしれません。
ハロプロがあらゆるアイドルや音楽の“基準”になっていた時期もあったけど、いまはK-POPはK-POPとして、別にハローにたとえる必要もなく、それぞれに面白い。興味が拡散し多様化・多層化した視点の中から見えてくるハロプロ/アップフロントも良いものです。つばきの最新曲とかOCHA NORMAの新曲とか。小片リサも。アップフロントから離れて活躍するあやちょも鞘師も。