中川ひろたか、カンレキ2周目ライブ!に行ってきた

中川ひろたか、カンレキ2周目ライブ!に行ってきた

11月24日(月・祝)、鎌倉芸術館小ホール「中川ひろたか、カンレキ2周目ライブ!」に行ってきた。

今年2014年の2月に還暦を迎えたシンガーソング絵本ライターの中川ひろたかさんが、早くも2周目の120歳に向けて誓いも新たにリスタート、という趣旨のライブで、これまでに活動を共にしてきた沢山の人々が代わる代わるステージに現れ、中川さんとの共演を披露していた。

還暦記念とはいえ「2周目」と銘打っているように、出演者は老いも(谷川俊太郎、工藤直子、湯浅とんぼ、etc. ……敬称略)若きも(つるの剛士、ロケットくれよん、鈴木翼、etc.)、昔を懐かしむのではなく、今の時点での関係性を基点としたコラボを行っていて、ウェットな感傷に偏らず(感動はあった)、未来への余力を残しつつ、とても前向きで瑞々しく創造的なライブだった。

次々と登場するゲストの中には、中川さんへの感謝の弁を述べていた人も多数いた。中川さんは出会った人々を幸せにしてきた人だなあと思った。ステージに登場したゲストには、中川さんと出会い、仕事のチャンスを貰ったのをきっかけに頭角を表し、やがて優秀なシンガーやプレイヤー、絵本作家として世に羽ばたいていった人も多い。逆に言えば、他者の才能をいち早く発見するセンスに長けているともいえる。そうして見出された人々が、ひとつの大きなファミリーのように中川さんの近くにはいつも集まっている。この日のゲスト以外にも、絵本画家や編集者なども含めればきっとかなりの数に登るだろう。

ライブの最後にエンドロールのようにスクリーンに流れた、中川さんの全作品リストの中から、自分が関わった仕事を数えてみたら、35作あった。数えきれないほど沢山の仕事の中で、その「35」という数字が多いのか少ないのかはよくわからないが、ぼく自身も中川さんの大きなファミリーの輪に接していることだけは、どうやら疑いようがなさそうだ。

膨大な作品リストの一番最後に登場した下中商会の4thアルバム『還暦ロック』が、この日のライブ会場で発売となった。ぼくが関わらせて貰った35作の中での最新作でもある。タイトル曲の「還暦ロック」は中川さんの憧れの詩人・谷川俊太郎さんの書き下ろしによる詞で、ライブの終盤にも谷川さんと一緒のステージで披露された。
 

>>中川ひろたかさん関連の仕事|Works
 

下中商会『還暦ロック』

クラフトワーク3-D東京公演を観てきた

クラフトワーク3-D東京公演を観てきた

クラフトワークの9年振りの大がかりな来日公演(NO NUKES 2012を除く)が大盛況のうちに終了しました。参加したのは、東京・赤坂BLITZの 5:Computer World8:Tour de France の2回だけでしたが、今回は事前にセットリストの予想記事を書いていたこともあって、コンサートへの入り込み方が通常に比べて半端なく、彼らが既に次のツアー先へ旅立ってしまったあとも興奮醒めやらぬ、といった感じでした。
 

インスタレーションから「コンサート」へ

今回の東京公演は、世界主要都市で開かれている、The Catalogue 1 2 3 4 5 6 7 8(3D映像と共に過去8作品を8日間で再現するシリーズ)の一環でした(第一回のNYのみ、Retrospective 1 2 3 4 5 6 7 8)。

ロンドン公演までは会場がいずれも美術館だったこと(ニューヨーク:MoMA、デュッセルドルフ:K20、ロンドン:Tate Modern)、また、一連のコンサートで使われている3D映像が世界初披露されたのが、ドイツ・ミュンヘンのレンバッハハウス美術館でのインスタレーション(2011/10/15~11/13)だったことから、3D映像は、もともと単なるコンサートのためのBGV、というよりも、それ自体が完結したアート〜インスタレーション的な表現として企図されたものだったことが想像されます。
 

 
ドイツ・レンバッハハウス美術館での3Dインスタレーションの様子を伝える映像
壁に設置された複数のスクリーン上の3D映像を、観客が広いギャラリースペースで観覧している。
映像は3-Dコンサートで流れた内容と同じ(ドイツ語ヴァージョン)。
メガネはコンサートのものとは形状が違い、渡し切り(配布)ではなく貸出式っぽい。
美術館のリンクが消えているため、下記は展示中の館内写真へのリンク(写真8枚・最後はコンサート)
http://goo.gl/j3l3q

 

しかし今回の東京公演で初めてアートの文脈から離れて、ライブハウスの赤坂BLITZが会場となり、9年振りの本格的な公演を待ちわびた日本のファンの熱狂的な大歓迎を受け、このシリーズでは全くやらなかったアンコールまでやってくれて……と、開始当初からのシリーズの主旨がこの8日間をきっかけに大きく変わったのではないでしょうか。3Dの映像美とサウンドと、クラフトワークのパフォーマンスと観客の反応が一体化した、まさに「完全体」ともいうべき内容で、それが予定外の東京・大阪での2回のアンコールにも繋がったのだとしたら嬉しいです。
 
 

ここからは2月に書いた「クラフトワーク3-D東京公演の曲目を予想してみた」の検証を兼ね、実際にLIVEを体験して気づいたこと、その後新たに調べてわかったことを、個人的なメモ代わりに残していきます。

クラフトワーク3-D東京公演の曲目を予想してみた|パラグラフ
https://paragraph.jp/2013/02/3-d-concerts-1-2-3-4-5-6-7-8/

 
2月に書いたデュッセルドルフ公演の内容を元にした予想でしたが、だいたい大筋で当たっていました。後半の定番曲パートでは『コンピューター・ワールド』がほぼフルで聴けたほか、「Metropolis」以外の『人間解体』収録曲が連日セットリストに含まれていました。7:The Mix は、実質「コンピューター・ワールド」+「人間解体」をフルカヴァーする内容。連日演奏された「Spacelab」の3D映像は、日本列島が映像の中に挿入された、日本公演独自の内容でした。この曲と「Radioactivity」「電卓」には、クラフトワークから日本への特別な想いのようなものを強く感じました。

純粋にレア曲、アルバム曲を多く聴くためなら、やはり 2:Radio-Activity とか 8:Tour de France あたりに行くのがベターだったかもしれません。ただ、結果的にどの日もバランスよく聴きどころが設けられ、よく考えられたセットリストだと思いました。

 
実際の演奏曲数は発表されたセットリストよりも多かった

2月に予想として挙げたデュッセルドルフに比べると、ウドーのサイトで連日発表された来日公演のセットリストの方が曲数としては若干少なめでした。が、実際にはリストに含まれない曲も組曲の一部として演奏されていたようでした。

RADIOACTIVITY = Geiger Counter + Radioactivity
TRANS-EUROPE EXPRESS = Trans-Europe Express + Metal On Metal + Abzug
HOME COMPUTER = It’s More Fun to Compute + Home Computer
BOING BOOM TSCHAK = Boing Boom Tschak + Techno Pop

こうしてカウントすると、各日のアルバム曲はほとんど演奏されたことになります(『Tour de France』の「Prologue」は、構成上演奏されていませんでした)。

 
「Radioactivity」について

NO NUKES 2012ヴァージョンの映像(2-D映像)と日本語詞の出る箇所が変わり、「TSCHERNOBYL〜」と地名を連呼する所は、日本語ではなく元の欧文に戻っていました。2月に書いた記事で「Radioactivity」について「屈辱」という表現を使ったのは、全部の歌詞が日本語フォントのヒラギノゴシックでどかーんと表示されることへの違和感/恥ずかしさが大きかったです。しかし、今回の3-D映像ではそういった恥ずかしさがなくなり、クラフトワークのメッセージや日本に対する想いがよりストレートに伝わってきた印象がありました(デュッセルドルフ、ロンドンで演奏されたのも今回と同じ、日本語詞を含むヴァージョン)。

ウィキペディアで調べたところ、「Radioactivity」の日本語詞を監修したのは坂本龍一、との記述がありました。クラフトワークとYMO一派の珍しいコラボがまたひとつ実現しました。

>>放射能(アルバム)- Wikipedia

Radioactivity(NO NUKES 2012) >>クラフトワーク公式サイト >>YouTube
 

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「Planet of Visions」について

来日公演の前に調べた各国のセットリストでは「Planet of Visions」と「EXPO2000」が混在していたり、「EXPO2000(Underground Resistance Mix)」との記載があったり少し混乱していました。総合すると、

Planet of Visions = EXPO2000 + EXPO2000 (Underground Resistance Mix)

ということになるようです。かつて「EXPO2000」として発表された曲を「EXPO REMIX」とのメドレーで演奏する時の曲名が、ある時期から「Planet of Visions」に改題された、と。このメドレー形式での演奏はおそらく2002年頃から行われていたが、曲名変更が正式に広まった/伝わったのは、ライブアルバムの『Minimum-Maximum』(2005)発表以降ではないかと思われます。

「EXPO2000」はドイツのハノーヴァー万博のテーマソングとして制作された曲でしたが、偶然見つけた当時の万博のレポート記事で、ハノーヴァー万博には「Planet of Visions」という名前のパビリオンが存在していたことがわかりました。パビリオン内で「EXPO2000」が実際に使われていたかどうかは不明です。

>>ハノーバー万博見学記 (当時万博を訪れた個人のレポート)
 

……もう一本調べ中の項目がありますが、長くなりそうなので後で追記するか、記事を別に分けます。
 

約2時間に及ぶ長丁場を、休憩や水分補給もせずずっと立ちっぱなしでこなしたクラフトワークの高齢メンバー(ラルフ67歳、ヘニング59歳…)を筆頭とした4人によるパフォーマンスとサーヴィス精神には、心から感服させられました(デュッセルドルフと、今度のシドニーでは一日二回公演も!)。さすがマンマシーン、というか、噂に聞く日頃の自転車鍛錬の賜物なのでしょうか。今度来日する時まで、彼らのタフさに付いていける体力をキープしておかないと。次回はぜひ新作での来日を!
 
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ALL TOGETHER NOW パブリック・リスニングに行ってきた

ALL TOGETHER NOW パブリック・リスニングに行ってきた

@ニッポン放送イマジン・スタジオ(4月29日)
 

OP:番宣(記者会見・番組MCコメント)〜イベント設営時の映像

MC:くり万太郎・田家秀樹
 
曲目
吉田拓郎+オフコース「お前が欲しいだけ」
THE ALFEE「星空のディスタンス」
白井貴子「Chance!」

GUEST:佐野元春(3曲のみ・トーク)
佐野元春「ヤング・ブラッズ」
佐野元春「ニューエイジ」「Happy Man」

海援隊「ラジオ体操第一」
南こうせつ・さだまさし・イルカ「神田川」
はっぴいえんど「さよならアメリカ、さよならニッポン」
サディスティック・ユーミン・バンド「タイムマシンにお願い」
サディスティック・ユーミン・バンド+財津和夫・小田和正「今だから」

吉田拓郎+オフコース「お前が欲しいだけ」「YES-NO」(動画)
 
 

国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW by LIONは1985年、東京・国立霞ヶ丘競技場で6万人を集めて行われた日本初の大規模な音楽イベント。GW後半の5月4日・5日に、イベントの様子を伝える民放ラジオ局全国ネットの特別番組が放送されるのに先駆けて当時の秘蔵音源を聴く、パブリック・リスニング・イベントが開かれた。開催当日はラジオでの中継が主体だったため、映像記録はほとんど残されておらず、スクリーンに当日のライブ写真を映しながら進行していった。この日の参加者の中には、当日国立競技場に実際に足を運んだ方も少なからずいたようだった。
 
大規模なイベント/フェス開催のノウハウがまだ確立されていなかった時代で、国立競技場が音楽コンサートに使われる最初のケースだった。放射状に組まれたA〜Hの8つのステージを順に使ってプログラムが進められたのは、出演者毎に異なる機材やセッティングの時間を節約するアイデアだったのだろう。ステージの様子をカメラで伝えるプロジェクターもまだ存在せず、観客はみな米粒のようなステージを目を凝らして観ていた。……といったエピソードが、司会の二人により次々と語られた。
 
旧来のフォーク(吉田拓郎、南こうせつ、さだまさし、海援隊…)とニューミュージック(オフコース、チューリップ、ユーミン…)、佐野元春や白井貴子などロックに影響された新しい世代、元YMO周辺を中心としたニューウェイブ/テクノポップ勢が、4時間半のイベントの中に混在していた。中でも84年の散開以降ソロでの活躍の場を大いに広げた、YMOの三人の存在感はひときわ大きかった。12年ぶりに集結したはっぴいえんどは、Shi-Shonenの福原まりをゲストキーボードに迎えた、細野晴臣のテイストが色濃いテクノ/ニューウェイヴ風のアレンジだったし、坂本龍一、高橋幸宏が参加するサディスティック・ユーミン・バンドは、教授がこの年リリースした『未来派野郎』やアート・オブ・ノイズの流れを汲むサンプリング・エフェクトを多用した“時代の音”で、いまの耳で聴くとかなり気恥ずかしいようなアレンジの曲も中にはあった。
 
一方で、フォークからニューミュージックへバトンを渡される側の「若手」として当日のトリでイベントに出演し、この日のパブリック・リスニングにも当時を知る唯一のゲストとして参加した佐野元春の歌には、当時から現在に至るまで全くブレない古びない良さを感じた。ヒップホップなど最新の音楽を取り入れても、決してそこに流されない自分だけの世界を持っている。リリースされたばかりの「ヤング・ブラッズ」(国際青年年のテーマ曲なので、同じ冠が付けられたこのイベントのための曲でもある)を、早速レコーディングと大幅にアレンジを変えてスローヴァージョンで歌う勇気にも感服した。28年前の歌声に深く心を射抜かれた。
 
この日、公開された音源は4日・5日のオンエアではカットされたものも多かったらしい。家に帰ってネットで検索したら、この日公開されたものを含む当時の貴重な記録が発見できたので、見られるうちに見ておきたいと思う。
 

国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW – Wikipedia(イベント当日のセットリスト)
http://urx.nu/3Xh4

オフコース with 吉田拓郎「YES-NO」(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=3wVCoH4t9yU

サディスティック・ユーミン・バンド+財津和夫・小田和正「今だから」(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=EC3mdoFZcOg

サディスティック・ユーミン・バンド「メドレー」
MERRY CHRISTMAS MR. LAWRENCE(坂本龍一)〜シンガプーラ(加藤和彦)〜SEOUL MUSIC(YMO)〜渚・モデラート(高中正義)〜THE BREAKING POINT(後藤次利)〜シンガプーラ
http://www.youtube.com/watch?v=S4f3LAHjHts

ALL TOGETHER NOW 1985 (当時のFM放送エアチェック音源)
http://www.youtube.com/watch?v=m0XVsY_zBl0

tofubeats

tofubeats

知ったのはtengal6への曲提供や、去年ネットで見たインタビューがきっかけだったので、まだにわかである。

ヒップホップやR&Bをよく咀嚼しているのが素人の耳にも明らかに感じられる。海外の具体的な誰かというより、漠然と90年代中盤以降のR&Bっぽい匂いが感じられ、その時期のR&Bを大まかに代表して「宇多田ヒカル」っぽいという形容でくくってみたりもした。とりわけG.RINAのような女声ヴォーカルの起用と、全体に漂う悲哀のトーンなど。「水星」はKOJI1200「ブロウヤマインド」からループを引用しているそうで、特定のR&BではなくJ-POPを一旦通過したR&Bという印象も、あながち間違いではないのかもしれない。

「水星」などSoundcloudで聴ける代表曲は既に耳にしていたが、今度CD(『lost decade』)が出るにあたって、全曲ストリーミングで試聴し、Bandcampで発表された作品も遡って聴いてみた。

タグにいつも「神戸市」と付けられていたり、自らをDJ NEWTOWNと名乗るように、神戸市郊外の環境が、彼の音楽家・生活者としての原風景になっているのだろう。そこをホンマタカシや宮沢章夫と絡めて読み解くような批評が出てくるに違いない(磯部涼氏の批評は一読に値する)。

物哀しさ漂うメロディー、深夜から日の出にかけての未明の暗さとそこにしかない喜び――いまのところ、彼の楽曲を聴いて心に浮かんでくるキーワードである。まだストリーミング試聴の時点にして、アルバムがぼくの生活に欠かせないサウンドトラックになりつつあるのを感じている。
 

tofubeats
https://www.tofubeats.com/

四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 ― 第97回
ロングインタビュー
https://ascii.jp/elem/000/000/702/702058/

なんでアイドル好きなの? – tofubeats – ザ・インタビューズ
http://theinterviews.jp/tofubeats/41838

ZOKKON -candy floss pop suite- 第12回 | タワレコオンライン
インタビュー
https://tower.jp/article/series/2012/08/22/b549/b549_01

tofubeats – 水星(磯部涼) | ele-king
https://www.ele-king.net/review/album/002660/

南波一海 presents ヒロインたちのうた。 第11回 | CDジャーナル
http://www.cdjournal.com/main/special/song_of_the_heroines/645/11

やきそば牛丼(並)

やきそば牛丼(並)

きのうの昼、歩いて15分ほどの隣町のすき家へわざわざ食べに行った。

牛丼の上に屋台で食べるようなソース焼きそばが乗っていて、上から小皿に入った秘伝のソース(やや濃い目&甘口のウスターソース)をかけて食べる。このソースが焼きそばの下の牛丼の層まで染みて、牛丼のタレの役目も果たしている。

牛丼をソースで食べるという体験が新鮮だった。牛丼+ソースのマッチングが意外とくせになる。特にご飯に染みたところの味がなかなか美味。牛丼部分に普通の牛丼のタレがかかっていないので、純粋にソースの味がする。つゆだくでご飯がベタベタになったり油っこく感じることもない。焼きそばと牛丼を混ぜるのは好きずきで。ぼくは混ぜずにそのまま上から順番に食べた。

最近食べたこの種の食べ物では、吉野家の焼鳥つくね丼(さゆ丼)よりずっと美味しく感じられた。低価格というポイントしか売りにできない(=牛丼)昨今の吉野家は、いよいよ本格的にヤバイのではないか。

……などと、知った風に語っているものの、一年を通して牛丼屋に足を運ぶことなど多くても片手で十分足りる程度なのであるが。

 
参考)仙石みなみ 焼きそば牛丼を食べる!
http://www.youtube.com/watch?v=4tlSvdI0lQw