SUPERヤンキートランス〜爆音路悪怒(ロード)第一章

SUPERヤンキートランス〜爆音路悪怒(ロード)第一章

4月1日(日)風土レコードからリリースされるコンピレーションCDシリーズ
『SUPERヤンキートランス〜爆音路悪怒(ロード)第一章』のデザインを担当しました。
かねてからの念願だった“ヤントラ”=ヤンキートランス関連の仕事を
やらせていただけることになり、うれしさもひとしおでした。
今回の仕事のために二輪免許も取りました。特別に公開します。
 
af2007-2
 
撮影はいつもお世話になっている、先日写真集『路上』を発行したばかりの
フォトグラファー北村乗史さんにお願いしました。
関東近郊の集団暴走ポイントをいくつかピックアップして検討した末、
初日の出暴走のポイントとしても知られる富士五湖近辺で撮影を行なうことに。
撮影の日には、話を聞きつけた関東一円の暴走族が河口湖周辺に殺到。
山梨・静岡両県警も出動し、緊迫した空気の中、迫力ある写真が撮れました。
書体は丸明オールドを太らせて使用。

このシリーズは今後も6月、8月、10月……と隔月ペースでリリースされ、
最終的には第十三章をもって完結する予定、だそうです。
第一章の目玉はなんといっても、先日活動休止を発表したRIDE ON BABY改め
“雷怒音邊威毘威”の名曲「沙羅璃威雷堕亜(=サラリーライダー)」

スーパーパラパラトランスミックス・アレンジ・バージョン。聴けるのはこのCDだけ!

ヤンキー要素満載のアゲアゲ・トランス・チューンを聞きながらデザインしていると
故郷の静岡で原チャリを直結竹槍に改造して、毎週暴走とナンパに明け暮れて
いた日々のことが懐かしく思い出され、胸がアツくなりました。
久々に湾岸にでも繰り出そう☆カナ。。。
 
af2007-3
 
 
追記(4/2):たのしんじていただけましたか? 目標は「筋トレ」の石井ゆかりさん。
ではまた来年。

五街道佐助(改め四代目隅田川馬石)の「淀五郎」

五街道佐助(改め四代目隅田川馬石)の「淀五郎」

寄席発祥の地と呼ばれる稲荷町・下谷神社で、五街道一門の寄席『五街道 FOREVER II 〜隅田川馬石への旅立ち〜』を落語の先輩たちに付いていって観ることができた。五街道佐助が今月、四代目隅田川馬石(すみだがわばせき)を襲名し、真打に昇進するのにともなうお祝い公演も兼ねていて、中入り後には一門による昇進挨拶も行なわれた。少し先輩の“桃ちゃん”こと桃月庵白酒が司会をつとめる学校寄席(小学校の営業でやる寄席の完全な再現)なども楽しく、小所帯ならではのアットホームな雰囲気に終始笑いが止まらなかった。

佐助のことはもちろん今回初めて知ったのだが、師匠の五街道雲助に入門したのが平成5年(1994年)だと聞いて、妙に親近感が沸いてきた。ふと振り返れば、かつて故郷の静岡から上京して前の会社にライター志望で入社したのが、ちょうど佐助が入門したのと同じ1994年だった。佐助が二つ目に昇進したのが平成8年(1997年)。これは当初目指していた編集・ライターへの道から方向転換してデザインを始めた年にあたる。それから10年後の真打昇進。デザインを始めてからもう10年になることに、このような思いがけない場で気付かされ、ちょっと吃驚した。デザイナーにも昇進制度があったら面白いのに、なんて思ったりもした。落語家の昇進制度は、若さ、師匠からの心技の継承、昇進後の円熟など、落語家の多くが備える独特の佇まいや気品の形成に寄与しているように思える。

昇進挨拶で佐助は、師匠の雲助に弟子入りしたばかりの頃に師匠の「淀五郎」を聞き、いつか自分もその噺をやってみたいと思っていた、と語った。その「淀五郎」を佐助はこの日の演目に自ら選んだ。初めて聞く「淀五郎」(←サイト「落語の舞台を歩く」より)は、芸事の精進をテーマとした、佐助の13年の道筋にも重なる噺で、その迫真の語り/演技とも相まって深く心にしみるものがあった。

「淀五郎」は、「忠臣蔵」の大役にいきなり大抜擢された新人役者の淀五郎が、自分を推してくれた先輩役者から、舞台上での“ダメ出し”と辛辣な言葉を食らって悩む、という噺。先輩役者を斬って、役柄よろしく自らも腹を切って死のうと覚悟を決めた上で訪ねた、古くから世話になるベテラン役者に淀五郎はこんな意味のことを言われる。「お客にいいところを見せようという気持ちがあるから、演技が大袈裟になる。本当にその役になりきって腹を切るのと、お客にほめられたいと思って切るのでは大違いだ」……ここを聞いて背筋がヒヤッとした。芸の探求ということに関しては、落語家もデザイナーも(たぶん他の仕事も)同じようなところがあるのかもしれない。先日、長年お世話になっているクライアントから「仕事は自己表現の場ではない」と非常に奥深いことを言われ、うーむと納得したときのことも頭をよぎった。

仕事が思うようにいかないとき、自己を取りまく殻に亀裂が入り、そこから示唆に満ちた外部の声が聞こえてくることがある。そこでその声に耳を傾けるか否か、が芸の道を行く者にとっては特に重要だと思う。まだ経験が浅いうちはその声を疎ましく感じることもあるかもしれない。が、逆にそういう時期こそ、殻を壊す機会にたくさん出会えるのもまた事実なのだ。……まだ初心者の分際ではあるけれど、数少ない落語経験の中から引っかかってくるのは不思議とこんな教訓ばかり。もちろんあとの90%は笑い転げている。
 

写真=ビクター二八落語会 隅田川馬石「元犬」「崇徳院」「甲府い」

「尊敬」について……談志師匠の言葉

「尊敬」について……談志師匠の言葉

落語フリークから教えてもらった、先日練馬で行なわれた立川談志一門会での、
談志師匠の言葉(又聞きなので、言い回しは実際と多少異なるとのこと)。
お題は「尊敬」について。

「ご隠居さん、“尊敬”ってえのは何ですか?」
「たとえばお前と私が同じことをやってるとする。
それで、私がお前よりも上で、お前が私よりも下だとする。
そうすると、この二人の間にあるのが尊敬だ。
お前が私を尊敬してくれれば、私はお前に
自分の知ってること(できること)を教えてやる。
そうしたら、お前も私の高さまで来れるんだ」

面白かったのでちょっと図にしてみた。
又聞きにつき、あくまでも自分なりの解釈ということでご勘弁を。
 
danshi
 
別に体育会的上下関係を推奨したいわけではないけれど、
図中の斜線部分の空間がどう見えるかが重要な気がする。
大きく開かれたライオンの口のように、常に怖れをたたえながら、
無言で何かを教えてくれる場所か。それとも単なる無か……。
自分をとりまく世界がフラットで、すべて自分と対等に
見えるようになってしまったら危険だなと思う。
 

写真=談志の落語 一 (静山社文庫)

ポップアジア2006プラス京都 @ CLUB Metro

ポップアジア2006プラス京都 @ CLUB Metro

開場前。ガスボンベ4本分のヘリウムガスで、風船を大量に作っているところ。
 
pakyoto-2
 
開場直後。ステージからロビーまで天井をびっしりと埋め尽くす風船群。
 
pakyoto-3
 
物販。東京方面でしか買えないバンコクのCDやグッズを販売。POPと売り子担当。
 
pakyoto-4
 
ラウンジ。去年の横トリ(SOI PROJECT)の映像などを流した。
 
pakyoto-5
 
一番手。Panda Recordsの秘蔵っ子4人組、Redtwenty。叫ぶ。キレる。壊す。
 
pakyoto-6
 
キレ芸のボーカリストはさながらバンコクの山崎邦正? マイクを2個破壊。
 
pakyoto-7
 
二番手のGoose。シューゲイザー。でも耳障りではなく、雄大で外に開かれたロック。
 
pakyoto-8
 
好青年風ボーカリスト。バンコクの織田裕二か。風貌と音楽性がいい意味で不一致。
 
pakyoto-9
 
三番手はブレイクビーツのCliquetpar。バンコクの藤原竜也(男前)。
日本人のドラマーとのコラボレーションも含め、個人的には一番面白かった。
写真が撮れなかったトリのLOVES.愛葉さんは、無理矢理だけどしずちゃん?
(日本人だからたとえなくていいのだが…)
 
pakyoto-10
 
pakyoto-11
 
pakyoto-12
 
POP ASIA終了後の第二部「SOI MUSIC CLUB」での風船トス大会。風船ひとつ(無数)で見慣れたライブハウスが異空間に。遠藤さん+WITの演出とアイデアは素晴らしい。
 
pakyoto-13
 
第一部の入場者に無料で配られた、Lakin’ the Kiiiiiiiイラストの缶バッジ。全6種。