はまのゆか「九九をとなえる王子さま」原画展のお知らせ

はまのゆか「九九をとなえる王子さま」原画展のお知らせ

[2013/06/17追記]こちらに絵本の情報と、別の展示+トークイベントについてまとめています。
>>絵本『九九をとなえる王子さま』発売記念展+トークイベント|パラグラフ
https://paragraph.jp/2013/06/kuku-release-events/
 

絵本作家・はまのゆかさんによる新作絵本『九九をとなえる王子さま』(あかね書房)の原画展が、6月20日(木)から、吉祥寺のにじ画廊で開かれます。算数嫌いの王子さまが、魔法で消してしまった九九を取り戻す冒険に出るという、かけ算九九の勉強も兼ねた面白いお話。絵もおしゃれでとても可愛いです。絵本は原画展の頃には、書店にも並ぶ予定です。

今回、この絵本のデザインを担当しました。はまのさんとは、スムルースのアルバム『Beautiful Days』でご一緒して以来。絵本の仕事は今回が初めてです。絵本についての詳細と、もう一つのお知らせについて、発売が近づいた頃また改めてご紹介します。
 

はまのゆか「九九をとなえる王子さま」原画展
2013年6月20日[木]―6月25日[火]
にじ画廊(東京・吉祥寺)
 

はまのゆか公式サイト
http://www.hamanoyuka.net/

Works:スムルース『Beautiful Days』 | パラグラフ
https://paragraph.jp/portfolio/beautiful-days/

第五回harmonize吹奏楽チャリティーコンサートのお知らせ

第五回harmonize吹奏楽チャリティーコンサートのお知らせ

毎年チラシ等のお手伝いをしている吹奏楽団harmonizeのコンサートのお知らせです。

彼らが毎年、初夏の季節にチャリティーコンサートを開催するようになって、今年で五回目になります。年ごとに毎回異なるテーマ/メッセージを掲げて演奏するこのコンサートの、今回のテーマは「皆で頑張ることができる幸せ」。ということで、本番の演奏では決して表に出ない、本番当日のリハーサルや裏方のスタッフたちの姿に光を当てたチラシを制作しました。彼らのホームグラウンドの日野市や学校施設を中心に掲出・配布されているようです。

harmonizeは東京都日野市を拠点に活動する吹奏楽団で、リーダーであり指揮者の、中学や高校で音楽教師を勤める藤井和夫君の教え子たちが中心となって集まり、演奏を続けています。藤井君とは、ぼくが前に勤めていた音楽プロダクションでまだ彼が学生だった頃に知り合い、数年後、社会人となった彼からこの仕事を依頼されました。年に一度の大掛かりな演奏会をチャリティーコンサートとして開き、児童養護施設の子どもたちの成長をサポートする「NPO日向ぼっこ」への募金を毎回行なっています。
 
harmonize吹奏楽チャリティーコンサート FLYER/LEAFLET (第二回以降のチラシ)
harmonize+foglight 吹奏楽合同演奏会 FLYER/LEAFLET (第一回のチラシ)
 
コンサートは入場無料です。
お近くの方、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
取材や問い合わせについては、彼らのウェブサイトをご覧になってください。
 
 
第五回harmonize吹奏楽チャリティーコンサート
2013年6月16日[日]
13:30開場/14:00開演
ひの煉瓦ホール(日野市民会館)大ホール
入場無料
 

hrm13-flyer
 

第四回harmonize吹奏楽チャリティーコンサートのお知らせ|パラグラフ(前回のこと)
https://paragraph.jp/2013/05/harmonize-2013/

harmonize
http://harmonize2008.blogspot.jp/

「元・丁稚」藤井和夫インタビュー|INTERVIEWS for land of music “the Rising”
http://d.hatena.ne.jp/theRising/20090618
――藤井君はかつてロックバンドHEATWAVEのローディーでした。

下中商会『魔法を信じるかい?』+アートワーク解説

下中商会『魔法を信じるかい?』+アートワーク解説

中川ひろたか&下中薫のユニット下中商会の3rdアルバム『魔法を信じるかい?』がリリースされました。今回はジャケットデザインのほかにイラストレーターとしてもクレジットされています。

下中商会・三部作 CD/DVD PACKAGE

 
1年3か月で3枚という驚異的なリリースペース。1st制作の時点で既に30曲を超えるストックが出来ていたという下中商会のプロジェクトも、本作でひとまず三部作が完結です。ビートルズやストーンズなどの邦題からイメージを広げて作った楽曲と同じように、ブックレットのアートワークも、収録曲やアルバムタイトルから連想した内容になってます。3作とも使用できる写真の点数が少なかったため、ブックレットについては写真とは別にヴィジュアル要素を自分で作ろうと考えたのがはじまりでした。下中商会の熱烈な“株主”の方々には既にアルバムが行き渡っていると思うので、ここで1stから3rdまでのアートワーク/イラストレーションのライナーノーツを公開します。
 
shimo-notes
 

1st『恋を抱きしめよう!』(2012/7)

1stはタイトルが表すように「恋」が重要なテーマになっていたので、男女の愛をモチーフに、イラストとアートワークのちょうど中間くらいの図案を作ることにしました。ハイヒール〜サドルシューズ(ダンス/50’s)、朝日〜湖の波紋、鍵と錠前……など歌詞に微妙に絡めつつ、色(男=水色、女=ピンク)と相まって男女の関係を表しています。
 

2nd『Kiss_and_Cry』(2012/12)

タイトルの『キス・アンド・クライ』は、フィギュアスケートで競技を終えた選手が採点を待つ小さなスペースのこと。それにちなんで、歌詞の背景にスケートリンクの軌跡(トレースという)を表すアートワークを手描きで入れました。女=ゴールド、男=シルバー(メダルの色)の線がページをめくるたびに、出会い、交差し、時にすれ違い、平行線を辿り、最後には男に抱きかかえられてゴールする。……知らなければただの落書きの線、かもしれません。
 

3rd『魔法を信じるかい?』(2013/3)

1st〜2ndのような全体を貫くモチーフがギリギリまで見つからず、結局各ページに挿絵(アートワークではなくイラストレーション)を描くことにしました。歌詞によって意味を強く近づけたり、逆にわざとずらしたりして、なるべく歌詞の説明にならないよう心がけました。以下は、特に意味が伝わりにくいと思われる数点についての解説です。
 
2:朝からゴキゲン……オカモトのOKマーク。
5:拝啓 I Love You……見返り美人の切手と消印。歌詞は現代の出来事だが、挿絵はあえて古い時代設定にしている(昭和30〜40年代頃)。
6:ひとりぼっちのあいつ……映画『イエローサブマリン』に登場するNowhere Man(ビートルズ「ひとりぼっちのあいつ」の原題)。オリジナルではタイプライターを叩いているが、ここではパソコンのキーボードに向かわせ、現代の孤独を描いた。
10:恋のアドバイス……映画『HELP』で「You’re Going To Lose That Girl」(ビートルズ「恋のアドバイス」の原題)が流れたシーンで、リンゴ・スターがはめていた指輪。リンゴは指輪コレクターで、Ringが転じて芸名になったといわれる。この歌詞では、先輩から後輩への恋のアドバイスを歌っているが、ここでは“女の子に指輪でも買ってあげて”と強引にこじつけた。
12:恋に落ちたら……だじゃれ。
 
あとはノーヒントで。曲を聴きながら考えてみてください。

Cinnamon:サイトリニューアルのお知らせ

Cinnamon:サイトリニューアルのお知らせ

イラストレーターとしての作品と仕事を紹介するサイトを、久々に更新&リニューアルしました。

>>Cinnamon|下山ワタル

第一弾として、2004年にイベントで発表したスライド作品「モノローグ」全36点を公開しています。
もう9年前に描いたものですが、現在に至る自分のスタイルのきっかけとなった重要な作品です。
今後は、これまでに仕事などで描いた作品の中から現在の目線でセレクトしたものを追加したり、
できれば新作も公開していきたいと思ってます。

リニューアルにあたってはTumblrを導入しました。フォロー/リブログなど、お気軽にどうぞ。
(著作権と転載・引用の条件については、後日サイトに追記します)
パソコンだとこちらの意図した通りの、大きな画面表示で見ることができます。
スマホ(Tumblr公式)もPCも、画面の一番下までスクロールすると次の画像を自動で読み込みます。
スマホの場合は、サードパーティーのアプリ(Flipboardなど)を使うとさらに便利だと思います。
RSSリーダーへの登録も可能です。

タイトル下メニューのTextをクリックすると、記事中のテキストだけがまとめて表示されます。
特別なお知らせや、シリーズごとの作品の説明やリンクをここに載せていく予定です。
ほかにもより見やすくするためのアップデートを随時行っていきます。

ちなみに最近ぼくのことを知った方はあまりご存知ないと思いますが、
Cinnamonは、2007年頃までぼくがイラストレーターとして活動する際のペンネームでした。

Alone Together VOLUME ONEについてのメモ

Alone Together VOLUME ONEについてのメモ

黒沢健一さんのアカペラ多重録音によるミニアルバム『Alone Together VOLUME ONE』をデザインしました。

アルバムのアートワークはわかる方には一目瞭然ですが、1984年のヒット・アルバムからの引用です(こちらです)。2010年のアルバム『V.S.G.P』(ライブ録音+α)もそうでしたが、オリジナル以外の路線のアルバムのアイデア出しは基本的に100%黒沢さんからで、今回も、ジャズのジャケット・デザインに影響を受けた主に80年代以降のLP(ジョー・ジャクソン、エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズなど)を何枚か事前に渡されました。ジャズのイメージで行きたい、というよりは、今回のテーマである一人アカペラを表現するためのヒントに、ということだったと思います。

が、その半月後に行われたスタッフ・ミーティングの時点では、既に黒沢さんの頭の中で今回参考にさせてもらったアルバム(受け取ったレコードの中にも含まれていた)一点に絞りこまれていたようで、そのCDと国内盤LP(帯付)まで追加で用意してくれました。ぼくもその種のパロディ/オマージュに割と節操がない人間なので、前作同様そのまま突き進んでしまった次第です(苦笑)。当初の案では、一人多重アカペラを表現するため複数の黒沢さんの写真を合成したジャケットを想定していたものの、最終的に選ばれた写真の印象が飛び抜けて良かったため、ごらんのような一点のみの形に落ち着きました。

KKat-logo-s24TH FLOOR Recordsは、元々はジャケットを似せる際にレーベルも架空の名前で作ってしまおう、とミーティングでアイデアを出し合う中で黒沢さんから出てきた名前が、結局、正式なレーベルとして今後も稼働していくことになりました。ロゴに関しては、CDの盤面に使ったロゴ(半袖Tシャツにも使われた)がエスペランサ・レコーズ(元ネタのレーベル)のオマージュだった以外は基本オリジナルのデザインです。

以下は余談です。24TH FLOOR Recordsのネーミングについて。黒沢さんからの案が出た際、類似のレーベル名がないかその場で検索して調べたところ、4th FLOOR Records14th Floor Recordsの存在が確認されました。24TH FLOORは最上階に違いない、と念のためもう一度調べると……90th Floor Recordsと99th Floor Recordsがありました(Discogsによる検索結果)。上には上がいますね…。ともあれ同じフロアのレーベルがなくて良かったとホッとしています。

さて、黒沢さんも12月29日のステージで言っていたように、今年は待望の(4年振り?)オリジナル・アルバムがリリースされるそうです(その後にはバンドによるツアーも)。まずは一人のファンとして音源の到来を楽しみに待ちたいと思います。

>>new album [Alone Together VOLUME ONE]|Kenichi Kurosawa
>>黒沢健一『V.S.G.P』|パラグラフ
 

rjj

世界中のパロディジャケットとそのオリジナルを網羅した本『レコジャケジャンキー!』音楽出版社)。
「2」が出る際には、前作と合わせてぜひ取り上げてほしい…。