絵本『やさいだいすきだワニ』

絵本『やさいだいすきだワニ』

おむすび舎の新刊翻訳絵本『やさいだいすきだワニ』が刊行されます。
ブックデザインを担当しました。
翻訳絵本のデザインは、今年発売の『わたしのやま』(世界文化社)に続いて2冊め。
2003年に台湾で刊行、以来22刷を重ねるロングセラー。
小さな赤ちゃんワニと一人の農夫の心温まるお話です。
野菜嫌いのこどもたちも、この絵本できっと「やさいだいすき」に。
親しみやすい日本語訳は、中川ひろたかさんが手がけています。

日本語版の制作にあたって、オリジナルに似せたタイトルの作字もしました。
今回は、チラシのデザインやプロモーションなどにも関わっています。


 

やさいだいすきだワニ
タンム・ニュウ/文・絵 中川ひろたか/訳
おむすび舎
2020年7月25日発売
1400円+税(定価)
 

やさいだいすきだワニ オンライントークLive
日時:7月28日(火)20:00
(絵本販売+Zoomを使ったオンラインサイン会)

出演:
中川ひろたか
霜鳥英梨(モデレーター)
タンム・ニュウ(ゲスト:動画メッセージ)

ヒネるズ『レッツ!ヒネるズ』

ヒネるズ『レッツ!ヒネるズ』

中川ひろたか・山野さと子・本田洋一郎の三人による、オールディーズ・カバー・バンド、ヒネるズ。1stアルバム『レッツ!ヒネるズ』のジャケットデザインを担当しました。

ヒネるズのネーミングの元になったオールディーズの象徴ともいえるダンスの「ツイスト」にちなみ、今回のジャケットデザインではいくつかの仕掛けを盛り込んでいます。

1:ジャケットを、ヒネる!

写真や文字・曲目を45度、90度などの角度にヒネってレイアウト。
まっすぐ見るためには、ジャケットもしくは首をそれぞれの角度にヒネります。

2:歌詞カードを、ヒネる!

中川ひろたかさんのYouTube番組「中川ひろたかの見えるラジオ」第1回でご紹介いただきました。
ヒネって読む歌詞カード。(たぶん)世界初!
このレイアウトで首をヒネりすぎてしまい、入稿後、1週間ほど腰痛に(笑)。

 
ほかにも、言わないとたぶん気付かれない小ネタをひとつ。
50〜60’sのアメリカンダイナーやダンスホールのフロアを意識した、黒と白の市松模様のフロア。白い部分の汚れは、フロアにこびりついて取れなくなった靴底のゴムの跡をイメージしています。

内容は、オールディーズをベースに中川さんが日本語でつけた替え歌とオリジナル曲による、洒落た仕上がりになっています。女性ヴォーカルとして、山野さと子さんの声が素晴らしいアクセントに。ボーナストラック「アボカド I love you」は、メキシコ産アボカド生産者・輸出梱包業者協会のCMソング。

 

ヒネるズ『レッツ!ヒネるズ』
ソングレコード
2020年4月10日発売
2500円+税(定価)

>>Tunecore:各社ストリーミング配信サイトでも音源を公開

>>ヒネるズ特設ページ

絵本『まめちゃんとまじょ』

絵本『まめちゃんとまじょ』

はまのゆかさんの新作絵本『まめちゃんとまじょ』が発売されます。ブックデザインを担当しました。

はまのさんが2002年に生み出した、mamechan(まめちゃん)という小さな女の子のキャラクター。1コマ漫画に始まり、福山雅治さんのミュージックビデオや、カレンダー、文化庁メディア芸術祭(第13回)に選ばれたポスターなど、様々な場所で展開されたmamechanが、いよいよこの春、絵本の中を駆けめぐります(巻末にmamechanのあゆみ、と題された小さな年表があります)。

編集担当の方から最初にmamechanの絵本化の構想(夢)について聞かされたのが、2013年。それからいろんな出来事を経て、このたびようやく刊行にこぎつけました。

まめちゃんが、まほうのぼうをなくしてしまったまじょのジュモンさんと一緒に、探しものの旅に出かけるお話。「何でもやってのけるスーパーガール!」ということで、どこにでも出没するいたずらっ子な感じを、いただいた素材を使ってさりげなく表現しました。まめちゃんの小さな旅をお楽しみください。
 


 

まめちゃんとまじょ
はまのゆか
教育画劇
2020年3月20日発売
1200円+税(定価)
 

刊行を記念して4月に原画展が開かれるほか、楽しい企画も用意されています。
原画展は中止となりました。
 

『まめちゃんとまじょ』絵本原画展
2020年4月11日[土]―4月18日[土]
ムッチーズカフェ (東京・高円寺)


 
 
>>まめちゃんとまじょ(はまのゆかさんのページ)

東京バックビート族 ─林立夫自伝─

東京バックビート族 ─林立夫自伝─

ティン・パン・アレーなどのバンド活動のほか、ユーミン、大滝詠一、矢野顕子、大貫妙子など日本の草創期のポップスのバッキングでも知られる、ドラマーの林立夫さんによる初めての自伝『東京バックビート族 ─林立夫自伝─』のブックデザインを担当しました。

林立夫さんの作品に関わらせていただいたのは、2005年にリリースされた2枚組コンピレーション『Non Vintage|林立夫セレクション』のデザイン以来です。当時は、借りていた仕事場がたまたま林立夫さんの事務所と同じフロアだった縁でお話をいただきました。自伝の刊行にあたり、立夫さんがそのCDのデザインを気に入ってくださっていたことが、今回の15年ぶりの依頼につながったそうです。版元のリットーミュージックとは以前、一度別の仕事(『ウェルカム・ビートルズ!』)で関わりがあったのも大きかったと思います。本当に、ほとんど縁と運だけに支えられてここまで生きてきました 🙂

>>Non Vintage|林立夫セレクション|Works
 


 

内容をご覧いただくとわかりますが、林立夫さんの幼少〜青春時代からティン・パン・アレー〜キャラメル・ママ時代の話、一時休止を経てからの活動再開まで、その都度の思いがざっくばらんとした語りと共に綴られています。ドラマーひと筋、ではなく生活やファッションなどの価値観を大切にしながら歩んできたその人生は、新しい世代のミュージシャンたちにもきっと共感できる部分が多いのではないでしょうか。合間に収録された、高橋幸宏、伊藤大地、沼澤尚、という3人のドラマーとの対談もヒントになりそうです。仕事や人生について立ち止まって考える機会を与えてくれるような一冊だと思います。

『Non Vintage』の時と同様に、紆余曲折を経て沢山作った候補の中から現在の表紙デザインに決まりました。表紙の写真の風景やタイトルロゴなど、デザインにまつわるエピソードについては、後日Works内で紹介します。
 

東京バックビート族 ─林立夫自伝─
リットーミュージック
2020年2月21日発売
2000円+税(定価)

>>東京バックビート族 ─林立夫自伝─|リットーミュージック
 

刊行を記念し、イベント(トークショー&サイン会)が各地で開かれる予定です。
 

『東京バックビート族 林立夫自伝』刊行記念 林立夫トーク・イベント&サイン会

2020年2月21日[金] 19:30〜 *観覧無料
パイドパイパーハウス(東京・渋谷) *タワーレコード渋谷店6F

2020年2月24日[月・祝] 15:00〜 *観覧無料
ディスクユニオンJazzTOKYO(東京・御茶ノ水)

2020年3月12日[木] 19:00〜 *参加費1,000円(ドリンク付/ワインあり)
本屋ルヌガンガ(高松・瓦町)
看板を平野甲賀さんが手がけた、カフェ併設の洒落た書店。

…and more

イベントはすべて中止・延期となりました。再開の目処がつき次第お知らせします。

絵本『わたしのやま』

絵本『わたしのやま』

翻訳絵本『わたしのやま』(フランソワ・オビノ/作 ジェローム・ペラ/絵 谷川俊太郎/訳)のブックデザインを担当しました。翻訳絵本のデザインは今回が初めて。谷川俊太郎さんが訳した絵本に関わらせていただくのもこれが初めてです。

フランス人の作者による、同じ山に暮らす羊飼いと狼の生活を描いたお話です。表紙から読むと羊飼いの視点、ひっくり返して裏表紙から読むと狼の視点で、同じ物語が進んでいきます。人間にとっての敵とされる狼たち。でも、その狼の側から見たら敵って誰だろう? 敵って? 味方って? 正しさって?……と、大人も子どもも一緒に読んで語り合えるような絵本になっています。

オリジナルの絵本が表と裏をひっくり返して読むユニークな構成だったので、フォントを使い分け、2つの話を日本語に置き換えていきました。カバーや帯のようなオリジナルにはない要素のところで、ちょっとした工夫をいくつか提案しました(具体的には、カバー袖と背など)。前からやりたかった翻訳絵本デザインの最初の仕事が、こういう変わった絵本でよかったと思ってます。


──フランス語版(オリジナル)の表紙回り
 

わたしのやま(→Amazon.co.jp
フランソワ・オビノ/作 ジェローム・ペラ/絵 谷川俊太郎/訳
世界文化社
2020年2月8日発売
1400円+税(定価)

>>谷川俊太郎訳 羊飼いと狼の2つの視点で読める絵本『わたしのやま』|CINRA.NET