下山ワタル DESIGN ARCHIVE

下山ワタル DESIGN ARCHIVE

1990年代末から近年までの仕事を、ジャンル別にセレクトしたポートフォリオを公開しました。
PDFで2タイプ、どなたでもご覧いただけます。
それぞれの環境に適した判型でご覧ください(内容は同じです)。

下山ワタル DESIGN ARCHIVE[PDF|16MB]

見開き ── 22P|PC&タブレット推奨

縦型 ── 44P|スマホ(縦画面)推奨

*出力をファイルに収めたものも用意しています。
 法人・編集部等でご入用の方は、Contactよりお知らせください。
 

収録されている仕事
中村一義/矢野顕子/黒沢健一/中川ひろたか/harmonize/生活クラブ/ケロポンズ etc…
 
コメント
ライター/編集見習いとして音楽プロダクションに入社し、
ふと気が付くとグラフィックデザイナーになっていました。
世の中に、初志を貫いてひとつの道を極める人と、
ふらふらとさまよいながら最初に思っていたのと違う道に進む人、
2種類いるとしたら自分は明らかに後者でした。
 
これまでミュージシャンや作家や組織など、沢山の方々の表現をお手伝いしてきました。
デザインを始めるきっかけとなった音楽の仕事、
そこから派生した書籍や絵本のブックデザインの仕事、
ロゴデザインや企業のブランディングプロジェクトへの参加、
そしてイラストレーション──
約20年分のグラフィックデザイナー+αとしての紆余曲折を一本の道として捉え直し、
ベストアルバムのように編集・構成したのがこのポートフォリオです。
 
音楽の世界の人々には音楽関連のデザイナーとして、
児童書・絵本編集者には児童書・絵本のブックデザイナーとして知られる反面、
それぞれの専門以外の仕事について知っていただく機会はこれまで少なかったと思います。
このポートフォリオがその一助になれば幸いです。
ぼくのことを(たとえばTwitterなどでしか)知らない人がご覧になっても、
いろいろ楽しめるのではないかと思ってます。
 
そして、寄り道だらけの歩みはまだまだ続きます。
表紙を飾るのは、詩集『のはらうた』の「ねがいごと/たんぽぽはるか」
(詩:くどうなおことのはらみんな/童話屋・刊)をモチーフに描いた絵。
たんぽぽの種のように誰かのもとに届くことを願って。
 
2019年7月吉日 下山ワタル
 

──ポートフォリオに未収録の仕事を以下に多数掲載しています。
>>Works|パラグラフ

>>Profile|下山ワタル

神がくれた「フェイク」という宿題 〜『V.S.G.P』のアートワークについて〜

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