AD/D=下山ワタル
D=創土社
CD=マッキャンエリクソン
CL=生活クラブ生協

2015.04
 

生活クラブ 新ロゴタイプの制定と同時に、2015年4月から様々なビジュアルが一斉に刷新された。その中でも大きな目玉が、注文カタログの大規模なデザインリニューアルであった。表紙と中面注文コマのフォーマットデザイン、食品カタログの表紙ディレクションを担当した。

「LIVELY(ライブリー)」というそれまでのカタログのネーミングが組合員にとって覚えづらく、タイトルロゴとしても扱いにくいという意見に基づき、新ロゴタイプをそのまま前面に出したネーミング(「生活クラブ ◯◯◯カタログ」)に一新した。数種類のカタログにブランドカラーを割り振って区別をつけやすくした。

主力の「食べるカタログ」の表紙は、優先色のピンクを用いてフレッシュさを出しつつ、それまでの過剰にデコラティブな書体や色使いを排してシンプルなイメージへと変更した。カレンダーなどの情報系も、隔週配達から翌週配達への変更を機に、わかりやすくした。制作会社との意思疎通には時間がかかったが、少しずつ現在の形に変えていけるよう根気強く指導を続けた。

見た目のデザインを美しくするだけでなく、不便なシステムを使いやすく変えるのもリニューアルの主目的で、デザインと同時に注文システムの刷新も行われた。これと直結したのが、カタログ中面のコマフォーマットのリニューアルだった。それまでのカタログに足りなかった、読者が数々の情報の中から優先度の高いものを見やすくピックアップできるようにするためのフォーマット設計に、時間をかけて取り組んだ。表示アイコン(冷凍/冷蔵、配達週など)もすべて新しくデザインし直した。コマのフォーマットはInDesignの自動化システムに登録され、毎号自動で流し込まれるようになった。感覚やセンスを数値に置き換えることが、それまでにない新しい経験だった。

食べるカタログの大規模なデザインリニューアルはこのあと2016年秋にも行われ、制作スタッフの努力もあって次第に見やすく使いやすいものへと進化していった。

 
>>生活クラブのデザイン まとめ|Works|パラグラフ
──生活クラブ ブランディングプロジェクトで関わった仕事のリスト

>>生活クラブのリニューアルプロジェクト|パラグラフ
──生活クラブのデザインに関わることになったきっかけについて述べています



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