絵本『おうち』

絵本『おうち』

金の星社の人気絵本シリーズ「はじめてのテツガク絵本」の第4弾『おうち』(中川ひろたか・作 岡本よしろう・絵)のデザインを担当しました。中川ひろたかさんが毎回お話を書き、長新太(『ないた』)、長谷川義史(『おこる』)、ミロコマチコ(『うそ』)と、そうそうたる顔ぶれの絵本画家が絵を手がけるこのシリーズ。今回の絵は、『ごはんのにおい』(おむすび舎)ほかで中川さんとコンビを組んでいる、岡本よしろうさんです。

帰れるおうち=家があるっていいことだなあとつくづく思います。そんな当たり前のようでいて実は不思議なことを、シンプルなコトバと絵本らしいリズムのある絵で、子どもたちに静かに問いかけてくる絵本です。


 
おうち(→金の星社
中川ひろたか/作 岡本よしろう/絵
金の星社
発売中
1300円+税(定価)

 
中川さん岡本さんコンビによる食の絵本『ごはんのにおい』の原画展が、神保町のブックハウスカフェで開かれています。

岡本よしろう「ごはんのにおい」(おむすび舎)絵本原画展
2018年5月12日[土]─5月31日[木]
ブックハウスカフェギャラリー (東京・神保町)

 
>>絵本『ごはんのにおい』|パラグラフ

絵本『ごはんのにおい』

絵本『ごはんのにおい』

おむすび舎の新刊絵本第2弾『ごはんのにおい』(中川ひろたか/作 岡本よしろう/絵)のデザインを担当しました。おむすび舎は、食育指導士の霜鳥英梨さんが設立した、新潟発の“ひとり出版社”です。第一作目の『いのちのたべもの』と同様に、中川ひろたかさんを語り手として、ごはんの大切さ、食べることへの関心の扉を開いてくれます。絵は、谷川俊太郎さんとの絵本『生きる』などで知られる、岡本よしろうさんです。

霜鳥さんのことは昔から知っていましたが、本業の食育指導士としての仕事に触れる機会はありませんでした。デザインの立場で2冊の絵本に関わってみて、自らの食育指導のための教材として絵本を作り(しかも市販品と同レベルのハードカバーで)、それを自分が使うだけでなく全国に向けて発信する、という姿勢にとてつもない信念を感じました。この時代に、知名度の低い出版社が既存の大手版元に混ざって本を売っていくことがどれだけ大変か、ぼくもよく知っているつもりです(もしそんな試みを笑うような人がいたら、ぼくは霜鳥さんに向けて中島みゆきの「ファイト」を贈りたいと思っています)。

今作のテーマの「ごはん」にちなみ、米どころの新潟らしく、地元で穫れたお米とのセット販売なども行われるそうです。横須賀の絵本店、うみべのえほんやツバメ号で、12月まで『ごはんのにおい』原画展が開かれています。お近くの方はぜひどうぞ。


 

ごはんのにおい(→SONG BOOK Café
中川ひろたか/文 岡本よしろう/絵
おむすび舎
発売中
1400円+税(定価)

『ごはんのにおい』原画展
2017年11月3日[金・祝]―12月12日[火]
うみべのえほんやツバメ号 (横須賀・津久井浜)

[18/05/15追記]

『ごはんのにおい』の東京初の原画展が、5月31日まで神保町のブックハウスカフェで開かれています。

岡本よしろう「ごはんのにおい」(おむすび舎)絵本原画展
2018年5月12日[土]─5月31日[木]
ブックハウスカフェギャラリー (東京・神保町)

 
>>おむすび舎ウェブサイト
>>にいがた、びより(新潟日報)の『いのちのたべもの』紹介記事

>>絵本『いのちのたべもの』|パラグラフ

絵本『いのちのたべもの』

絵本『いのちのたべもの』

中川ひろたか(文)、加藤休ミ(絵)による新刊絵本『いのちのたべもの』のデザインに関わりました。食育指導士の霜鳥英梨さんが興した、食育をテーマに掲げる新潟の“ひとり出版社”・おむすび舎の第一弾絵本です。

クレヨン画家の加藤休ミさんが描く食べ物の絵が、いま土から掘り出してきたばかりみたいに新鮮。クレヨンを何層にも塗った上から削り出すという、丹精込めた作業によって生まれたのだそうです。中川ひろたかさんの文は、食べることへの関心の扉をやさしく開いてくれます。

この絵本の企画立ち上げの流れにぼく自身も大きな影響を受け、いま自分でも新しいプロジェクトを始めてみたいという気持ちになっています。それについてはまたいつか。

 
いのちのたべもの(→SONG BOOK Café
中川ひろたか/文 加藤休ミ/絵
おむすび舎
発売中
1400円+税(定価)

おむすび舎は秋を目標に、第二弾のお米・ごはんをテーマにした絵本を出版予定だそうです。そして、『いのちのたべもの』原画展が、6月下旬に東京・高円寺のMucchi’s Cafeで開かれます。

『いのちのたべもの』絵本原画展
2017年6月22日[木]─7月4日[火]*水休
ムッチーズカフェ (東京・高円寺)

原画の展示と絵本販売、コラボメニューなど(1オーダー必要)。
 

[2017/07/07追記]

三鷹の絵本店・よもぎBOOKSでも原画展が開かれます。

『いのちのたべもの』絵本原画展@よもぎBOOKS
2017年7月5日[水]─7月17日[月・祝]
よもぎBOOKS (東京・三鷹)

>>セレクトされた絵本が並ぶ『よもぎBOOKS』|子育て新聞|はまのゆか

 
>>おむすび舎ウェブサイト
>>にいがた、びより(新潟日報)の紹介記事

わかる わかる じかんの えほん

わかる わかる じかんの えほん

2015年夏に発売されご好評いただいた『よめる よめる もじの えほん』と同じチームによる、第二弾絵本『わかる わかる じかんの えほん』が3月末に刊行されました。今回もデザイン(+企画)で参加しています。

今度のテーマは「時間」です。子どもたちが初めて時間を意識するのはいつでしょう。日の出と日の入り、気温や植物の変化など、自然が知らせてくれる時間。三度のごはんやおやつなどの毎日繰り返される生活習慣。時計やカレンダーによって伝えられるルールとしての時間にとどまらない、(子どもの心があるからこそ触れることのできる)多様でスケールの大きな「じかん」の姿を、ページをめくりながら一緒に体験していく絵本です。

絵を担当してくれたしもだいらあきのりさんの個展が、西荻窪の絵本店&ギャラリー「URESICA」で開かれます。(終了しました)

わかる わかる じかんの えほん 原画展
「じかんですよ」 しもだいらあきのり(MURGRAPH)個展

2016年6月2日[木]―6月12日[日] *6/7休
URESICA SHOP & GALLERY(東京・西荻窪)

『わかる わかる じかんの えほん』の原画と描き下ろしの新作を展示。下平晃道/murgraph名義によるブローチなど各種雑貨の販売も行われます。

 
わかるわかるじかんのえほん
 
わかるわかるじかんのえほん

 
わかる わかる じかんの えほん(→Amazon.co.jp
こくぼみゆき・さく しもだいらあきのり・え 下山ワタル・デザイン
あかね書房
発売中
1200円+税(定価)
 

 
>>よめる よめる もじの えほん|パラグラフ

長谷川義史さんの絵本『おとうさん ぼくね…』

長谷川義史さんの絵本『おとうさん ぼくね…』

すみません、2015年の仕事になりますが、ちょうど卒園入学シーズンということでご紹介を。

長谷川義史さん作・絵の絵本『おとうさん ぼくね…』(保育社)のデザインを担当しました。

大阪MBS『ちちんぷいぷい』で数回にわたって放送された番組内コーナー「南極文通ものがたり」での、長谷川さんとMBS山中真アナウンサーとの交流をもとに生まれた絵本です。4児のパパでありながら、これまでに30カ国を越える海外取材で自宅を長期間離れることも多かったという山中アナウンサー。ここでは長谷川さん自身が、児童画風にクレヨンで描いた絵と情感あふれるお話を、南極に長期取材に行ったパパの帰りを待ちながら幼稚園を卒園していく息子の気持ちになって描いています。うちの娘(現在小学1年)もぼくが帰宅するなり「遊ぼうよ~」と駆けてくるほど(まだ)父親を必要としていることもあり、主人公の「ぼく」とお父さんの気持ちの両方に強く共感します。きっと旅するパパと同じかそれ以上のスピードで、こどもも強くたくましく成長しているんじゃないか、と。

フォントは使わず、タイトルから本文まですべて長谷川さんの手書き文字です。場面に合わせて着色したり、文字が揺れたりなどの配置を、幼い「ぼく」の気持ちに同化したり、ちょっと俯瞰したりしながら、自由にやらせてもらいました。

仕事で帰りが遅かったり、出張などで子どもと会えないお父さんや、そのご家族、お子さんに読んでほしい絵本です。桜の絵がとてもきれいで、春の季節にはぴったりだと思います。
 

おとうさん  ぼくね…
 
おとうさん  ぼくね…
 

おとうさん ぼくね…(→絵本ナビ
長谷川義史 さく・え
保育社
発売中
1400円+税(定価)

 
 
>>MBS「ちちんぷいぷい」南極文通ものがたり 番組概要(goo番組表)