2017年最も印象に残った××××

2017年最も印象に残った××××

:::アート:::
 
池田学展「誕生」 (市ヶ谷=ミヅマアートギャラリー)
中林忠良×CORNELIUS Mellow Waves展 (恵比寿=KATA)
写真家 ソール・ライター展 (渋谷=Bunkamuraザ・ミュージアム)
片山正通的百科全書 (初台=東京オペラシティアートギャラリー)
単色のリズム 韓国の抽象 (初台=東京オペラシティアートギャラリー)
柳本浩市展「アーキヴィスト ー 柳本さんが残してくれたもの」 (自由が丘=six factory)
芹沢銈介と沖縄 ー明るく、静かで、深いものー (静岡=静岡市立芹沢銈介美術館)
後藤美月「おなみだ的〇〇点」 (原宿=シーモアグラス)

The Pen(日本橋タカシマヤ)が大混雑で観られず残念だった一方で、最も観たかった「誕生」を、家族と、一人で、じっくり隅々まで観ることができたのは幸せでした。長い時間をかけて水の雫が岩を穿つ様子にも似た作品でした。

中林忠良×CORNELIUS Mellow Waves展。Corneliusの10年ぶりのアルバムを飾った小山田圭吾の伯父さんによる銅版画と、川越市立美術館の動画で見た、ひとつの作品を作るプロセスの途方もなさに触れて、自分も一生寄り添える表現を目指してみたいと思いました。

2017年に観た展示の全記録です。>> twilog#gbiyori
 
 

:::音楽:::
 
AMIP-0097.jpg

Reassamblage Visible Cloaks
Colors Beck
Drunk Thundercat
Jersey Devil Ducktails
Somi Taylor Deupree
The Beautiful Game Vulfpeck
Mellow Waves Cornelius
⑮Thank you, too モーニング娘。’17
Automaton Jamiroquai
Finding Shore Tom Rogerson with Brian Eno
 

音楽に関しては大豊作だった一年。沢山辛いことがあったけど、音楽と人に救われました(雑誌の名前じゃなくて)。
 

Visible Cloaks『Reassamblage』

 
ポートランド在住のユニット。レイ・ハラカミと同様、彼らにしかない音色と独特の間・余白があって、坂本龍一『エスペラント』を想起させるような「和」への理解も感じられる(dip in the Pool/甲田益也子がゲスト参加)。この作品を聴いている間は、“聴く”というより、自分自身もこの作品の一部になってしまいます。
>>インタビュー|MASSAGE
 

Beck『Colors』

 
有無を言わさずポップでストレート。たまたま見たインタビューで、ファレルとの同時代性を感じさせる発言を読んだけど、このアルバムの制作後、実際にレコーディングセッションも行っていたようです。
>>ベック 最新インタビュー~最新作『カラーズ』、故トム・ペティ、ファレルとのコラボを語る|Billboard JAPAN
 

Thundercat『Drunk』

 
 
ジャケットと音の印象が全く違っていて、キャッチするのに少々時間がかかってしまった。ぼくがこれまでに愛してきた音楽の要素がぎゅっと詰まっています。これまでにどんなタイプの音楽を聴いてきましたか?と尋ねられたら、このアルバムを一枚渡すだろうと思います。
>>インタビュー|ele-king
 

Ducktails『Jersey Devil』

 
複数の女性への性的暴行容疑で来日公演が中止になったというニュースがきっかけで初めて知り、アルバムを聴いたら、作品自体は思いのほか良かった。アコースティックでもエレポップでもヴェイパーウェイヴでもなく、それらのちょうど中間点にあるようなポップ。アップリフティングでもダウナーでもないちょうど中間の気分が、今年の自分には合っていました。
>>Allegations of Sexual Misconduct by Ex-Real Estate Guitarist Matt Mondanile Detailed by Seven Women|SPIN
彼がバンド時代からファンの女性を食い物にし性的虐待を続けて来た事実について、被害にあった7人の証言をもとに構成した記事のようです(英語)、念のため。
 

Taylor Deupree『Somi』

 
坂本龍一周辺のグリッチを多用したアンビエント/ドローンが、先入観込みで前からあまり好きではなかった。テイラー・デュプリーも以前はその種の音を鳴らしていた印象があったけど、このアルバムは生音を使った心地よい音で、気持ちを落ち着かせたい時に何度も聴きました。彼は90年代のアシッドテクノユニット、Prototype 909の元メンバーだそうで、もう名前が懐かしい。
 

Vulfpeck『The Beautiful Game』

 
 
Suchmosなどのミュージシャンがフェイバリットに挙げていた、本国では昨年末に発売されたアルバム(日本では春に発売)。アメリカ人の琴線に触れるようなポップなメロディを、超人的なテクのバンド・サウンドで聴かせる若手グループ。ジャクソン5とプリンスとスティーリー・ダンが同居したようなファンク。
 

Cornelius『Mellow Waves』

 
Corneliusと小沢健二が同じ年に数年ぶりの新作をリリースし、同じロックフェスの隣のステージでライブを行うという、惑星直列のような年でした。ヴォーカル/歌を主体に、アルペジオとかアコースティックな要素を最新の電子デバイスでシミュレートしていて、アヴァンギャルドなのに耳に優しい不思議なアルバム。
>>インタビュー|美術手帖
 

モーニング娘。’17『⑮Thank you, too』

 
3年ぶりのアルバム。つんくの新作を中心に良曲が揃った。コンサートに行くとプラチナ期の曲がいまなおメインの位置を占めていることがわかるけど、今作はプラチナ期のいわゆる“辛気臭い”メロディをEDM以降の音色で構成した〈プラチナ×EDM〉的なテイスト。
>>インタビュー(工藤遥&野中美希)|Billboard JAPAN
 

Jamiroquai『Automaton』

 
年の前半にとてもよく聴きました。ディスコ・ミュージックの特徴的なフレーズやベースラインを、近未来っぽいエレクトロ・ファンクの中に巧みに織り込んでいる。
 

Tom Rogerson with Brian Eno『Finding Shore』

 
12月に入って知りました。ブライアン・イーノのアンビエント・シリーズは寝る時や瞑想する時に聴くイメージがあったけど、これはとてもエモーショナルで今までになかった感じ。ジャケットも含め最高。
>>トム・ロジャーソンとブライアン・イーノが珠玉のコラボレーション・アルバムをリリース|Hostess
 

ここに入れてない次点的な作品としては、ONIGAWARA『ヒットチャートをねらえ!』、ハウス/テクノクリエイターYaeji(イェジ)のEP、Okada Takuro『ノスタルジア』、ドレスコーズ『平凡』、etc…。サニーデイ・サービスの前作『Dance To You』は大評判だった昨年に聴き逃し、今年に入ってから毎日のように聴いていました(『Popcorn Ballads』は来年のお楽しみ)。小沢健二の「流動体について」はアルバムの発売を待ってから。
 
 

:::メディア:::
 

::本::
渋谷音楽図鑑 牧村憲一・藤井丈司・柴那典(太田出版)
小沢健二の帰還 宇野維正(岩波書店)

::雑誌::
美術手帖 17年10月号 特集:新しい食(美術出版社)

::TV::
稲垣・草彅・香取 3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』(Abema TV)

『渋谷音楽図鑑』は、「渋谷系」のような矮小な枠組を飛び越えて、牧村憲一氏のバイオグラフィとその足跡に生まれた数々の音楽に、渋谷の都市論が交差するスリリングな論評でした。牧村さんの新しいプロジェクト「緩やかなレーベル」に関われたことは、嵐のようだった2017年の中でも喜ばしい出来事のひとつでした。

『小沢健二の帰還』は、ひとりの音楽家の空白期を丁寧に追うことにより、活動期ではない時期(出産、病気なども含む)をどう過ごすか、という、人間一般における「空白期」そのものについての論考にもなっていたと思います。そういえば「72時間ホンネテレビ」も「空白」と「帰還」にまつわる一大ドキュメント、でした。 

2017年に空白期を経て本格的に「帰還」を果たした人々(自分調べ):小沢健二、のん、道重さゆみ、新しい地図(稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾)、稲場愛香、etc…。まだ帰還してない、もう二度と帰還できない人々にも一輪の花を。
 
 

:::ハロプロ楽曲大賞’17:::
 

  
1位|若いんだし! モーニング娘。’17
2位|Windows ハロプロ研修生(つばきファクトリー)
3位|To Tomorrow ℃-ute
4位|ジェラシージェラシー モーニング娘。’17
5位|アイドル卒業注意事項 カントリー・ガールズ

次点|
就活センセーション つばきファクトリー
Fiesta! Fiesta! Juice=Juice
リアル☆リトル☆ガール ハロプロ研修生北海道
true love true real love (とぅるらとぅるりら) 道重さゆみ
(リンクはすべてYouTube)
 

MV部門
1位|モーニングみそ汁(キャンプファイヤー Ver.) モーニング娘。’17

 

推しメン部門|小関舞(カントリー・ガールズ)

 

ハロステのご褒美企画で、おぜこが舞美と「16歳の恋なんて」を歌った日に誰もが包まれたであろう、あの幸せな気持ちがその後もずっと続くのだと信じていました……。

ゴシップ的な情報や事務所の裏事情など知る由もない音楽好きのひとりとしては、あくまでも音楽そのものからしか推し量ることができません。今年の5位に挙げたカントリー・ガールズ「アイドル卒業注意事項」は、さだまさし「関白宣言」と並ぶ(観客の笑い声が入っている点で一致)、昔懐かしい70年代フォーク/ロック臭が漂う、アップフロントというより前身のヤングジャパンが好みそうなノベルティ〜企画ソングの極地でした。カントリー・ガールズは、60’sポップスやR&Rなど大人好みの路線に寄せすぎて、コンセプト的に身動きが取れなくなってしまったのではないか、と。

思えば、つんくプロデュース時代のカントリー娘。は、フォークや古き良きポップスの要素を取り入れつつも、トランス風なアッパー・チューン(「浮気なハニーパイ」「革命チックKISS」etc…)を適度に織り交ぜ、時流と上手くつながっていた。カントリー・ガールズにとっても、カン娘。のレパートリーがあることはいろんな点で強みでした。いっそ嗣永桃子卒業後のカントリーも、昔と同じようにモーニングから主力メン(牧野と横山、とか)を迎えて、しれっと路線変更する手もあったのかもしれません。しかし黄金期だった当時とは違って、上位のグループにそこまでの余裕はなかった。それどころか逆に、上にメンバーを吸い取られる結果となってしまったのが、あの無情な新体制発表でした。

カン娘。時代も含めて不慮の卒業や脱退が続く悲運のグループだけど、昔りんねが好きだった自分は、おぜこに当時のりんねを重ねてしまいます。山木さんが里田まいなのか……ちょっとわからないけど 🙂 、消えかけたグループの火が数年を経て再び灯ったように、細々と活動を続けながらまた不死鳥のように大きく「舞」い戻る日がもう来ないとは誰にも断定できないのです。
 

1位の「若いんだし!」は、つんく×ヒラショーがトロピカル・ハウスに取り組み、本場のレベルを追い抜いてしまった曲。2位の「Windows」は演劇女子部『ネガポジポジ』の劇中歌で、研修生時代の加賀楓の歌唱だと思われる(クレジットなし)。娘。加入でごく普通のハロメンになってしまったかえでぃーの神がかりな卒業認定曲(違ってたらゴメン)。ハロプロ楽曲らしからぬ「ルビーの指環」オマージュなシティ・ポップスとしても魅力的。3、4位はどちらも、いかにもつんくらしい上品なディスコ・ナンバー。詞・曲ともにつんく絶好調の年でした。

 
>>第16回ハロプロ楽曲大賞’17

 
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Hello! Project 研修生発表会2017 〜春の公開実力診断テスト〜 に行ってきた

Hello! Project 研修生発表会2017 〜春の公開実力診断テスト〜 に行ってきた

(申し訳ございません。一ヶ月前のブログになります)

中野サンプラザでハロプロ研修生全員が一曲ずつパフォーマンスを行い、審査員による審査と入場者全員の投票によって、その年の実力上位を選ぶ「春の公開実力診断テスト」なるイベントが、毎年GWのこの時期に開かれており、今年2017年で5回めとなる。 【続きを読む】

2016年最も印象に残った××××

2016年最も印象に残った××××

:::アート:::
 
時間をめぐる、めぐる時間の展覧会 (三軒茶屋=生活工房ギャラリー)
近代風景~人と景色、そのまにまに~ 奈良美智がえらぶMOMATコレクション (竹橋=東京国立近代美術館)
ブラティスラヴァ世界絵本原画展 (浦和=うらわ美術館)
Chim↑Pom「また明日も観てくれるかな? 〜So see you again tomorrow, too? 〜」 (新宿=歌舞伎町振興組合ビル)
1920~2010年代 所蔵工芸品に見る 未来へつづく美生活展 (竹橋=東京国立近代美術館工芸館)
後藤美月個展「なんにもないがたくさんある」 (表参道=オーパ・ギャラリー)
平岡瞳版画展「ゆき」 (表参道=オーパ・ギャラリー)

全くノーマークだった「時間をめぐる、めぐる時間の展覧会」。チラシのビジュアルが、同じ時期に出版した絵本『わかる わかる じかんの えほん』と偶然似ていたのがきっかけで興味を持ちました。時間というひとつのテーマを、科学、歴史、文化人類学などさまざまなアプローチによって、デザインやイラストレーション、映像などの資料とともに解き明かしていく試みがとてもユニーク。関連資料として絵本も数多く紹介されていて刺激になりました。

「奈良美智がえらぶMOMATコレクション」では、普段の作品からだけでは伺えない奈良さんのルーツを垣間見ることができました。恩師の麻生三郎から受け継いだ平和への願いもコメントから伺え、いま観るべき展示になっていたと思います。

イラストレーションの領域における版画表現に目を見開かされた一年でした。ここ数年の画家たちの努力が花開き、大きな実を結んだ印象を持ちました。若手〜中堅のイラストレーターとの良き出会いにも恵まれた気が。彼ら/彼女たちに報いる仕事をしなくては。
 
 

:::音楽:::
 

24K Magic Bruno Mars
MALIBU Anderson .Paak
VIBLATION TOKYO HEALTH CLUB
99.9% Kaytranada
グッド・ナイト 森は生きている
A Long Day ミツメ
Epoch Tycho
Nite-Funk Nite-Funk

ベスト・アルバムとして挙げられる作品に、時代や個人の内面を反映するようないわゆる大作・力作が多かったように思います。「Happy」でも「(Get) Lucky」でもなかった一年。でも、個人的にはそういった重い作品と正面から向き合うことが難しい気分で、少しでも気持ちが軽くなったり、いまの足元を明るく照らしてくれる音楽ばかりを探していました。

 
Bruno Mars『24K Magic』

 
 
ボビー・ブラウンやマイケル・ジャクソンが活躍していた時代の華々しい空気感を、この息苦しい時代(白人以外の人種にとっては余計に…)にあえて持ち込んで見せてくれた。タイトル通りの、きらびやかで本物で、魔法のような30分に気持ちが救われました。
>>インタビュー|Billboard Japan

 
Anderson .Paak『MALIBU』

 
 
幼くして両親が刑務所へ、自身も妻子を抱えてホームレスに。しかし理解者に助けられ、やがてドクター・ドレのフックアップによってシーンへ登場……という「ドキュメント女(男)ののど自慢」ばりのサクセスストーリーも勿論のこと、ジャミロクワイの再来とも言いたくなる(しかし彼らほどポップ=単純ではなく、アウトプットも実に多彩)、ジャズ/フュージョンの影響を受けて複雑に刻まれたトラックの上を撫でていくようなハスキーなヴォーカルが癖になります。
>>アルバムレビュー|bmr
 

TOKYO HEALTH CLUB『VIBLATION』

 
ユニークなMVをきっかけに知った、スチャダラやリップの系譜に連なるヒップホップユニットが放った名盤。フリースタイルダンジョン(←これも息苦しい世の中を象徴するような表現のひとつ)には絶対出なさそうなところも好感が持てます。
>>TOKYO HEALTH CLUB
>>インタビュー|ナタリー
 

Kaytranada『99.9%』

 
先に挙げたアンダーソン・パークのアルバムにも参加している20代のプロデューサーによるファースト。ラリー・ハードやベースメント・ボーイズの浮遊感にも通じるような4つ打ちの曲が多く、単純に心地良い。アウトサイダー・アートのようなジャケも好き。
>>高橋芳朗 星野源にケイトラナダ『99.9%』をすすめた話|miyearnZZ Labo
 

森は生きている『グッド・ナイト』

 
CDの発売年は2015年だったけど、これはバンド解散後の去年に発表されたアナログLP。解散前に知っていれば……と悔しく思えるくらい、その独特の世界観に大きな衝撃を受けました。手づくりで織物をゼロから編み上げていくような、ここにしかないタイプの音楽。
>>インタビュー|Mikiki
>>森は生きている『グッド・ナイト』のアナログ盤におけるまさかの展開|ele-king
 

ミツメ『A Long Day』

 
 
以前から好みの音で注目していたけど、やっとアルバムを通してトータルで聴ける作品が完成。リズム隊とギターのカッティングから生まれるグルーヴが、トーキング・ヘッズやZEレーベルなど80年代前半の音数少なめのNW風。インタビューでも語っているように『ストップ・メイキング・センス』を思い出す。
>>インタビュー|Mikiki
 

Tycho『Epoch』

 
エレクトロニカ+ギターによる電子と生音の融合。ロバート・マイルズ「チルドレン」などに通じるような甘さを時折感じなくもないけど、とりあえずポップで爽快。メンバーが手がけるジャケットデザインがとてもグラフィカル。
>>ISO50 / Tycho Shop
 

Nite-Funk『Nite-Funk』

 
DAM-FUNKと、Nite Jewel(LAの女性シンセ・ポップ・ソロシンガー)によるユニット。これも80年代的でラグジュアリーなテイストを前面に出したファンク。フランソワ・ケヴォーキアンがマスタリングに関わっているらしいのですが、雰囲気としては80年代にアイランズ・レコードから出た、フランソワとホルガー・シューカイほかによるミニアルバム『Snake Charmer』に収録のダンス・クラシック「Hold On To Your Dreams」からダイレクトに繋がる世界。 
 
 
  

何十年ぶりかにレコードプレーヤーを買って、アナログ・レコードマニアの仲間入りをしました。アナログとストリーミングの両方で、松田聖子の初期作品と、ニュー・オーダーの全作品を、一時期何度も繰り返し聴いていました。ニュー・オーダーの12インチはCD化されたヴァージョンとは微妙に違っていて、アナログでこそ聴く価値がありました(特に「コンフュージョン」「シェルショック」)。全部通して聴いて好みだったのは、12インチ全部と、アルバムでは初期の『ムーブメント』『権力の美学』。
 
 

:::メディア:::
 

::本::
小さな出版社のつくり方 永江朗(猿江商會)
あしたから出版社 島田潤一郎(晶文社)
株式会社カラー 10周年記念冊子(株式会社カラー)

::雑誌::
CanCam 2017年2月号 特集:かわいい写真が撮りたい!! 特別付録:スマホに付ける!魔法の自撮りライト(小学館)

::映画::
シン・ゴジラ
この世界の片隅に
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
FAKE

秋頃に突然大きな夢が頭に浮かび、それ以降はそのことばかり考えていました。今年は実行に移したい。映画は評判だった作品を全部観切れてないので、ロングランの映画館にこれからでも観に行きたい。
 
 

:::ハロプロ楽曲大賞’16:::
 

  
1位|独り占め つばきファクトリー
2位|次々続々 アンジュルム
3位|押忍!こぶし魂 こぶしファクトリー
4位|何故 人は争うんだろう? ℃-ute
5位|泡沫サタデーナイト! モーニング娘。’16

次点|
The Vision モーニング娘。’16
そうじゃない モーニング娘。’16
セクシーキャットの演説 モーニング娘。’16
チョット愚直に!猪突猛進 こぶしファクトリー
どーだっていいの カントリー・ガールズ
懸命ブルース こぶしファクトリー
(リンクはすべてYouTube)
 

MV部門
1位|辛夷の花 こぶしファクトリー

 

推しメン部門|小関舞(カントリー・ガールズ)
 

 

つんく♂ VS 非つんく♂の楽曲が争う状況で、辛うじてつんく♂の曲が(自分の中では)優位に立ちました。つばきファクトリー「独り占め」は、久々のつんく×大久保薫コンビによる作品で、サトシ・トミイエのような流麗なピアノのフレーズが耳に残る佳曲(参考:Frankie Knuckles「Rain Falls」)。少女同士にしかわからない繊細なニュアンスの歌詞はザ・つんくの真骨頂。つんく♂の曲はMVやCDだけだと正直最初はピンと来ないのですが、現場で聴くとその歌詞やバックトラックの真価が、少女たちのギリギリの歌唱とパフォーマンスを通してしっかりと伝わってきます。

つんく♂の魂を純度の高い形で歌い継いでいるグループは、現在ではモーニング娘。とハロプロ研修生の2組だと思います。そのことに気付いてから、研修生のライブにも足を運ぶようになりました(冠番組の「はぴ☆ぷれ」「ただいま研修中」はリアルタイムで全部見ていたけど…)。ハロプロで一番面白くて観るべき価値があるのは研修生、という最後の境地に達してしまった2016年でした。

 
>>第15回ハロプロ楽曲大賞’16

 
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演劇女子部「ネガポジポジ」

演劇女子部「ネガポジポジ」

ハロプロ研修生+つばきファクトリーによる舞台、演劇女子部「ネガポジポジ」を観た。

あのような前衛的でマッドな(…そう評して差し支えないと思う)作品を、10代前半から中盤の女の子たちが中心になって演じ、15日以上に及ぶ公演が連日ハロプロファンで埋まる光景がとてつもなくパンク、というか、演劇の未来を明るく照らしているようだった。

A・B・C3チームによるローテーションのうち、結局自分が観たのはAチームの一回だけで、その日はセリフのミスなどまだ不慣れな部分もあったけど、素朴な印象のメインキャストの二人(山岸理子と加賀楓)が、演技と素の自分とのギリギリの境界線上でぶつかり合う姿に胸を撃たれた。この舞台に関しては、自分の殻を壊せる人、もしくは、もともと自分の殻を持ってない人が強い、という気がする。アンサンブルではハロプロ研修生に加入したばかりの(元はちきんガールズ)川村文乃が強烈な印象を残していた。彼女に関しては評価の底が本当に見えない。どれだけたくさんの可能性を持っているんだろう。Aチームのメインキャストの5人(山岸理子、加賀楓、堀江葵月、清野桃々姫、金津美月)は全員好印象だった。

ツイートにも記した後半の「山川恵津子風シティポップ」(先行発売のサウンドトラックEPには未収録)に合わせて全員で踊る場面がとても艶かしく(昔ミニシアター系の作品ばかり扱うレンタルビデオ店で借りて観た『ヘリウッド』という日本のB級ミュージカル映画の一場面を連想した)、終わった後も悪夢のようにずっと頭の中でループしていた(現在も)。ハロプロには、歌にもダンスにも厳格な「ハロプロらしさ」のレギュレーションがあって(つんくイズム、みたいな)、普段のパフォーマンスやコンサートでその枠をはみ出すことは絶対にないのだけど、あの場面で、ハロプロらしさから逸脱したフォーマット(グルーヴ)の曲でみんなが踊っている様子に、その禁忌を破るような興奮を感じたところもあったんじゃないか、と振り返って感じている。DVD+完全版サントラとのセットでリリースしてくれたら嬉しいし、設定やセリフなどよくわからなかったところは、DVDなどでもう一度確かめてみたいな、と。ナレーションで、80年代当時の女子アナを模してわざと何度も噛むところとか、掟破りな小ネタがそこかしこに隠されていた。

>>「ネガポジポジ」の設定と元ネタをゆとり世代がまとめてみた|愛を確認しちゃう
……このレビュー、面白かったです。
 
negaposiposi-sch
 
[2017/02/24追記]

DVDの発売がアナウンスされました。先行受注(終了)と一般発売も行われます。
サントラCDはフル収録。

>>Amazon.co.jp

2016年11月3日(木)~11月20日(日)池袋シアターグリーン BIG TREE THEATERで行われた、演劇女子部「ネガポジポジ」を映像化!
3チームのキャスト別に収録、DVD3枚に加えて、サントラCD1枚を加えた4枚組。
出演
《チームA》
キャスト:山岸理子、加賀楓、堀江葵月、金津美月、清野桃々姫
アンサンブル:川村文乃、横山玲奈、小野瑞歩、高瀬くるみ、前田こころ、吉田真理恵、西田汐里
《チームB》
キャスト:小野瑞歩、高瀬くるみ、前田こころ、吉田真理恵、小野田暖優(演劇女子部)
アンサンブル:川村文乃、横山玲奈、浅倉樹々、小片リサ、一岡伶奈、小野琴己、西田汐里
《チームC》
キャスト:浅倉樹々、小片リサ、一岡伶奈、小野琴己、西田汐里
アンサンブル:川村文乃、横山玲奈、山岸理子、加賀楓、堀江葵月、清野桃々姫、吉田真理恵
※梨木智香、須藤茉麻は全公演に出演致します。
東京の片隅でせんべい屋を営んでいる「万田(まんでん)家」。父はおらず、ひとりの母と、多感な4人姉妹で暮らしている。
1988年の大晦日、まんでん家に次女・りさの“友達”由美がやってきた。
ポジポジしている由美とネガネガしているりさ、友達になれそうでなれない二人。
ニッポン中が「バブル景気」に沸き立っていたあの時代から、未来の扉が見えなかった世紀末にかけて、
彼女たちのいびつな成長や衰退を、「家族」のいる場所から綴っていくヘンテコオペレッタ。
その名も「ネガポジポジ」。
収録時間:DVD3枚組各約110分+サントラCD付

2015年最も印象に残った××××

2015年最も印象に残った××××

:::アート:::

速水御舟とその周辺 ─ 大正期日本画の俊英たち (用賀=世田谷美術館)
おとなもこどもも考える ここはだれの場所? (清澄白河=東京都現代美術館)
東京アートミーティングⅥ “TOKYO”-見えない都市を見せる (清澄白河=東京都現代美術館)
大阪万博1970 デザインプロジェクト (竹橋=東京国立近代美術館)
マグリット展 (乃木坂=国立新美術館)

豊作だった前年に比べ、これだと思える展示が少ない一年でした。昨年観た展示のアーカイブを振り返る限り、決して観てないわけでもなかったのですが……。

印象派の画家がルーツに挙げることの多い日本画の作品をまとめて鑑賞したい、という前年からの願いを「速水御舟とその周辺」が一発で叶えてくれました。充実した内容の図録をいまも時々見返しています。

ここ数年訪れることのなかった現代美術館に、去年だけで三度足を運びました。会田家「檄文」問題でクローズアップされた「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」には、一人で一回と、家族と娘の友達でもう一回。ヨーガンレールの、汚い現実をアートで美しく塗り替えるという渾身のメッセージに心を打たれ、おかざき乾じろ「はじまるよ、びじゅつかん」では、自分の子ですら容易に鑑賞経験を共有できないという、他者という壁の切なさを突きつけられました。アートをアートの外側(こども、世界、社会 etc.)と繋ごうとする試みがユニークでした。
 
 

:::音楽:::

EP D.A.N.
YELLOW DANCER 星野源
3776を聴かない理由があるとすれば 3776
PAPER GODS Duran Duran
①Let’s Say “Hello!” ハロプロ研修生
The SHOW Lucky Tapes
THE BAY Suchmos

 
D.A.N.『EP』

 
 
フェスとは別の文脈における、邦楽ロックの裾野の大きな広がりを感じた年でした。特に顕著だったのは20代前半の若手バンドの台頭。never young beach、Ykiki Beat、The fin.、Yogee New Waves、あとで挙げるLucky Tapes、Suchmos etc.…。そんな中で、Youtubeの関連動画でたまたま引っかかったD.A.N.の、トリップホップを少し連想させる(しかしポーティスヘッドほどには歌い上げず、エモくない)物悲しさや暗さが、2015年の気持ちにぴったりとハマりました。LIVEでも筋が通ったサウンドが展開されていたし、2016年に発表されるというアルバムが非常に楽しみです。
>>D.A.N.
>>インタビュー|Mikiki
 

星野源『YELLOW DANCER』

 
星野源特有のクセを持ったメロディと、誰もが知るブラック・ミュージックを融合すると、こんなに魅惑的なJ-POP=大衆音楽が生まれるとは……。よく考えて作られているのがわかるし、さらに細野晴臣直伝のエキゾチックなTOKIO風味まで散りばめられているとなると、これはもう好きにならずにはいられませんでした。うちの妻が放った「顔と、写真を撮らない以外は福山雅治」という名言にも笑いました…。
 

3776『3776を聴かない理由があるとすれば』

 
ここまでの3作品はほぼ同率1位です。2015年は、邦楽ロックとアイドルに80年代前半のような勢いが感じられました。特にアイドルは、戦国時代と呼ばれ始めてから4年余り、勢いを失うどころか一定の支持をキープしつつ、更なる多様性を獲得しています。アイドルの現場には、80年代の東京ロッカーズや東京ソイソースに匹敵するような熱狂と面白さを時折感じます(行ったことはないので想像で)。

3776(みななろ)の『3776を聴かない理由があるとすれば』は、全体がシームレスに繋がるひとつのコンセプトアルバムとして、その音楽性も含め、ピチカート・ファイヴの『女性上位時代』やドゥーピーズ『DOOPIE TIME』を凌ぐかのような勢いを持つ作品でした。サウンドの印象的に近いのはコーネリアスか? 音源で聴ける変拍子や複雑なコード進行を、現場ではカラオケにのせて14歳の井出ちよのちゃんが一音もずらさずに再現しているのにも驚愕。
>>3776(みななろ)
>>南波一海 presents ヒロインたちのうた。~アイドル・ソングのキーパーソンを直撃!~|石田 彰(前編)
>>南波一海 presents ヒロインたちのうた。~アイドル・ソングのキーパーソンを直撃!~|石田 彰(後編)
 

Duran Duran『PAPER GODS』

 
ダフト・パンク「ゲット・ラッキー」の流れを汲むナイル・ロジャースとの完璧なコラボに始まり、EDMや最近のR&Bをトレースする、今のデュラン・デュランとして完全に正しいサウンド。同時期に出たニュー・オーダーの新作よりこちらを推したい。アルバムとしての質や大規模プロモーションに見合うだけの評価を得ていない、売れていないのが信じがたく残念です。
 

ハロプロ研修生『①Let’s Say “Hello!”』

 
「Produced by つんく♂」と銘打たれた現時点でハロプロ最後のアルバムということになるでしょうか。つんく♂の真価はロー〜ミドルティーン設定の楽曲にこそ表れるという原則はここでも健在。Berryz工房の1st、スマイレージの初期作に比肩する傑作。デビューが決まっておらず大きなセールスも当然望めないハロプロ研修生名義のアルバムだからこそ、主力のグループでは実現することが難しくなりつつある、つんく♂本来の自由な感覚が全体にあふれていました。楽曲だけでなく、現在はデビューを果たし主力で活躍するメンバーたちによる新鮮な歌唱も魅力。
>>1 Let’s say “Hello!” – カスタマーレビュー
 

LUCKY TAPES『The SHOW』

 
 
cero以降の若手バンドによるシティ・ポップ的な括りで知って、実際に聴いてみたらとてもよかったので購入、という流れ。次に挙げるSuchmosや、星野源と同様、1980年代のブラックミュージックから多くの影響を受けているのが興味深いです(親経由で、というところも)。
>>LUCKY TAPES
>>インタビュー|CINRA.NET
 

Suchmos『THE BAY』

 
これも若手の才能あるバンド。LUCKY TAPESが鎌倉で、Suchmosが茅ヶ崎、という、山の手と下町みたいな柄の良し悪しも面白いです。ブラン・ニュー・ヘヴィーズなどのアシッド・ジャズに近い音。歴史は繰り返すというか、渋谷系のようなモード(ただしかつてのように特定の場所に依存していない)が再び起こり始めている気がします。
>>Suchmos
>>インタビュー|CINRA.NET 
 
 

ストリーミング配信元年ということで各社のサービスが一斉にローンチしました。去年まで使っていたソニーのMusic Unlimitedはそれらと入れ替わるように提供を終了。つくづく早すぎたサービスでした。

無料でひと通り試用してみた結果、どれも一長一短があって、決定的なサービスはまだ皆無というのが現状でした。カタログ総数もプレイリストも、Music Unlimitedの使い心地には遠くかなわない。国内未提供のYouTube Redが使えるという触れ込みの、Google Play Musicをとりあえず継続して使っています。

使い方に慣れると、これまでに触れる機会のなかった好みの音楽を掘り起こすのに役立つことがわかりました。そんな中から2015年に改めて知った音楽をいくつか下に挙げます(リンクはYouTube)。

Idea Microdisney
Girl Suicide
Televised Executions Suicide
Phonometrics Isotope 217
Shatner The Wedding Present
 
 

:::メディア:::

::本::
ちいさこべえ(1〜5) 望月ミネタロウ(小学館)
奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール 渋谷直角(扶桑社)
よめる よめる もじの えほん こくぼみゆき・さく/しもだいらあきのり・え/下山ワタル・デザイン(あかね書房)

::雑誌::
MUSIC MAGAZINE 特集:星野源/デモは続く!(ミュージック・マガジン)

::ネット関連::
HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG 平野敬子ブログ

::テレビ::
おじゃる丸スペシャル わすれた森のヒナタ (NHK Eテレ)
フリースタイルダンジョン/#9 チャレンジャー:焚巻 (テレビ朝日)
クラフトワーク:ポップ・アート (ミュージック・エア)
 
 

:::おまけ=ハロプロ楽曲大賞’15:::

  
1位|恋泥棒 カントリー・ガールズ
2位|愛おしくってごめんね カントリー・ガールズ
3位|ドスコイ! ケンキョにダイタン こぶしファクトリー
4位|大器晩成 アンジュルム
5位|ラーメン大好き小泉さんの唄 こぶしファクトリー

次点|
念には念 こぶしファクトリー
愛・愛・傘 Juice=Juice
わかっているのにごめんね カントリー・ガールズ
ありがとう ~無限のエール~ ℃-ute
乙女の逆襲 アンジュルム
テーブル席空いててもカウンター席 ハロプロ研修生
交差点 アンジュルム
カクゴして アンジュルム
(リンクはすべてYouTube)
 

MV部門
1位|青春小僧が泣いている(Another Ver.) モーニング娘。’15

  

推しメン部門|小関舞(左)
 
IMG_7821.GIF
 

つんく♂の病気療養&ハロプロの総合プロデューサー離職など、ハロプロにとっては激動の一年でした。その反面、新グループの結成ラッシュとともに外部の制作者を起用した楽曲が量産され、前年とは打って変わって上位5曲に絞るのが到底不可能な状況でした。実際に投票した5曲に入り切らなかった分は、次点に並べました。全部上位5曲に匹敵するクオリティです。

モーニング娘。が自分の中で失速したのと入れ替わりに、カントリー・ガールズの可愛さ=ポップ=正しさ、60’sやオールディーズを援用したアイドルポップスの王道的な世界に強く惹かれました。一方、こぶしファクトリーはその明確なコンセプトメイキングを背景に、つんく♂の穴を埋めるようなハロプロらしさを打ち出すのだという意志を、スタッフ一丸となって力強く実践してくれた気がします。2015年に良曲のレパートリーを一番増やせたのはアンジュルムではないでしょうか。中島卓偉が手がけた「大器晩成」とJuice=Juice「愛・愛・傘」は、タイプこそ違うものの、良曲揃いの2015年の中でも外せない2曲だったと思います。
 
>>第14回ハロプロ楽曲大賞’15

 
>>>2014年最も印象に残った××××
>>>2013年最も印象に残った××××
>>>2012年最も印象に残った××××
>>>2011年最も印象に残った××××
>>>2010年最も印象に残った××××
>>>2009年最も印象に残った××××
>>>2008年最も印象に残った××××
>>>2007年最も印象に残った××××
>>>2005年最も印象に残った××××
>>>2004年最も印象に残った××××