かんたん!たのしい理科実験・工作シリーズ

かんたん!たのしい理科実験・工作シリーズ

岩崎書店・刊「マンガでわかる かんたん!たのしい理科実験・工作」(監修/滝川洋二)のシリーズデザインを担当しました。タイトルの通り、マンガを使って、主に小学校中学年以上を対象とした、面白い理科実験や工作のやりかたを解説する本です。

シリーズ全体のアート・ディレクション~デザイン監修と、第1巻「空気」のブックデザイン(2巻以降の実作業は別のデザイン会社が担当)、3巻それぞれに出てくるタイトルの手書き文字がぼくの担当です。制作途上で予期せぬ出来事が幾つも重なり非常に苦労させられた仕事でしたが、主役であるマンガの存在が大きな助けとなりました。1・3巻を担当してくださった田中チズコさん、忙しい中、第2巻でぼくからのお誘いに応えてくれた多田玲子さんのお二人には感謝しています。
 


 

本シリーズは「図書館本」と呼ばれる分野の書籍で、図書館や学校を中心に配本・販売され、一般書店に並ぶことは基本的にありません(一般書籍より高めの値段設定ですが、ネット書店経由での購入は可能です)。お近くの図書館にない場合は、蔵書リクエストしていただくことで読めるようになります。

 
マンガでわかる かんたん!たのしい理科実験・工作
監修/滝川洋二
『空気とあそぼう』 イラスト/田中チズコ
『光のふしぎ』 イラスト/多田玲子
『電気のちから』   イラスト/田中チズコ
岩崎書店
発売中

 

絵本『ごはんのにおい』

絵本『ごはんのにおい』

おむすび舎の新刊絵本第2弾『ごはんのにおい』(中川ひろたか/作 岡本よしろう/絵)のデザインを担当しました。おむすび舎は、食育指導士の霜鳥英梨さんが設立した、新潟発の“ひとり出版社”です。第一作目の『いのちのたべもの』と同様に、中川ひろたかさんを語り手として、ごはんの大切さ、食べることへの関心の扉を開いてくれます。絵は、谷川俊太郎さんとの絵本『生きる』などで知られる、岡本よしろうさんです。

霜鳥さんのことは昔から知っていましたが、本業の食育指導士としての仕事に触れる機会はありませんでした。デザインの立場で2冊の絵本に関わってみて、自らの食育指導のための教材として絵本を作り(しかも市販品と同レベルのハードカバーで)、それを自分が使うだけでなく全国に向けて発信する、という姿勢にとてつもない信念を感じました。この時代に、知名度の低い出版社が既存の大手版元に混ざって本を売っていくことがどれだけ大変か、ぼくもよく知っているつもりです(もしそんな試みを笑うような人がいたら、ぼくは霜鳥さんに向けて中島みゆきの「ファイト」を贈りたいと思っています)。

今作のテーマの「ごはん」にちなみ、米どころの新潟らしく、地元で穫れたお米とのセット販売なども行われるそうです。横須賀の絵本店、うみべのえほんやツバメ号で、12月まで『ごはんのにおい』原画展が開かれています。お近くの方はぜひどうぞ。


 

ごはんのにおい(→SONG BOOK Café
中川ひろたか/文 岡本よしろう/絵
おむすび舎
発売中
1400円+税(定価)

『ごはんのにおい』原画展
2017年11月3日[金・祝]―12月12日[火]
うみべのえほんやツバメ号 (横須賀・津久井浜)

 
>>おむすび舎ウェブサイト
>>にいがた、びより(新潟日報)の『いのちのたべもの』紹介記事

>>絵本『いのちのたべもの』|パラグラフ

instagramアカウントのお知らせ

instagramアカウントのお知らせ

過去(1990年代終盤から2000年代前半頃)にCinnamon(しなもん)名義で制作していたイラストレーション作品を公開するためのInstagramアカウントを開設しました。

instagram: @cinnamon_tokyo

もはや知らない方がほとんどだと思いますが、グラフィックデザインの仕事と並行して、マウスを使ったAdobe Illustratorのベジェ曲線によるイラストを描いていた時期がありました。活動のピークは、築地のパレットクラブスクールで学んだのをきっかけに、ペーターズギャラリーコンペで入賞した2000年からの約5年位でした。その後も細々と仕事や制作をしていましたが、デザインの仕事のほうが忙しい状況に変わりはなく、イラストレーターと名乗ることに関しては2015年頃を境にリタイアしています。

イラストレーターだった時期は、なかなか自分の画風が定まらなかったりして、喜びより苦しみのほうが常に勝っていたような状態でした。しかし先日、ふとUSBに保存された過去の作品を眺めていて、これはこれで悪くないかもと思える瞬間がありました。最近共感したミュージシャンの高野寛さんのツイートに《古い曲と新曲の境界がますます曖昧になってきた》という発言があり、たとえばこの手元にある結構な点数の作品も、まだ見たことのない多くの人々にとっては「新作」なのかもしれない、と思ったりしています。失敗作かもと思えるものも含めて、少しずつなるべく多く放出していくつもりです(新しい活動はしていないので、純粋な意味での新作はありませんが…)。

Instagramを本格的に始めようと思ったもうひとつの目的は、イラストレーターやアーティストの活動についての情報収集です。気になっているアーティストやギャラリー、出版社などのアカウントを、国内外問わずフォローしていきます。

[2017/11/01追記]

これからの大まかな公開予定です。
・Girlsシリーズ(2000〜)
・線画シリーズ(2000〜)
・雑誌その他の仕事/レアリティーズ(2001〜)
・のはらうた第一期(2001〜)
・リアリズムの時代(2002〜)
・モノローグ(2004)
・のはらうた第二期(2006〜)
etc……
 

Cinnamon 名刺(2000) #cinnamon #しなもん #illustration #vectorart #イラスト #2000

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おなみだ的◯◯点

おなみだ的◯◯点

原宿のカフェシーモアグラスの21周年と、各所で絶賛の絵本『おなみだぽいぽい』(ミシマ社・刊)の出版を記念して9月11日(月)より、イラストレーター後藤美月さんの企画展「おなみだ的◯◯点」が開かれます。下山もゲストのひとりとして、この企画展に参加させてもらってます。

ゲストの役割について簡単に説明しますと……絵本『おなみだぽいぽい』にまつわるあるピースが、後藤さんと関わりのあるゲストに渡され、各自が与えられたお題に沿ったなんらかの表現を施し、返送する。場合によっては後藤さんがゲストの作品に対して、さらに何か手を加えることもある、というような流れです(おそらく)。何が起こるか、何が飛び出すか……びっくり箱であり、玉手箱です。ぼくのは、作品というよりは私信であり、あとから見返すのが恥ずかしくなるような手紙でもあります。ホントに恥ずかしい💦 見ないで!とは、プロの端くれなので言えません。それ以前に、作品自体が目に「見えない」可能性も考えられます。錚々たる皆さんの中に混ぜてもらって、ただただ恐縮です。

最後に、後藤美月さんについて。絵本専門店メリーゴーランド四日市店に勤務後、フリーランスのイラストレーターとして上京。雑誌『イラストレーション』のザ・チョイスに複数回入選、などの受賞の傍ら、装画や挿絵、店舗ロゴなど様々な分野で活躍。そして、2017年、初の自作絵本『おなみだぽいぽい』を上梓。……こんなに華々しい活動をされていたのにもかかわらず、お名前を知ったのはごく最近、2016年のOPAギャラリーでの個展のときでした。かなり衝撃的で不思議な出会いだったと思います。いまでは、人形操演のはるかちゃんと同じ、大事な仲間です。

そうそう、シーモアグラス21周年おめでとうございます! 今回の企画展では、昨年の20周年記念展に寄せられたろうそくの絵も再び飾られますよ。


 
シーモアグラス21周年記念&後藤美月「おなみだぽいぽい」出版記念
おなみだ的◯◯点

2017年9月11日[月]~9月29日[金]*毎週土・9/17休
カフェシーモアグラス(東京・原宿)

【参加ゲスト】浅野萌/安食史子/石井聖岳/おくはらゆめ/おざわよしひさ/下山ワタル/つつみあれい/扉野良人/長谷川実央/南谷佳世/モノポリーズ があこ
 

>>今日でシーモアグラスは21才になりました。ありがとうございました。|シーモアグラス

絵本『いのちのたべもの』

絵本『いのちのたべもの』

中川ひろたか(文)、加藤休ミ(絵)による新刊絵本『いのちのたべもの』のデザインに関わりました。食育指導士の霜鳥英梨さんが興した、食育をテーマに掲げる新潟の“ひとり出版社”・おむすび舎の第一弾絵本です。

クレヨン画家の加藤休ミさんが描く食べ物の絵が、いま土から掘り出してきたばかりみたいに新鮮。クレヨンを何層にも塗った上から削り出すという、丹精込めた作業によって生まれたのだそうです。中川ひろたかさんの文は、食べることへの関心の扉をやさしく開いてくれます。

この絵本の企画立ち上げの流れにぼく自身も大きな影響を受け、いま自分でも新しいプロジェクトを始めてみたいという気持ちになっています。それについてはまたいつか。

 
いのちのたべもの(→SONG BOOK Café
中川ひろたか/文 加藤休ミ/絵
おむすび舎
発売中
1400円+税(定価)

おむすび舎は秋を目標に、第二弾のお米・ごはんをテーマにした絵本を出版予定だそうです。そして、『いのちのたべもの』原画展が、6月下旬に東京・高円寺のMucchi’s Cafeで開かれます。

『いのちのたべもの』絵本原画展
2017年6月22日[木]─7月4日[火]*水休
ムッチーズカフェ (東京・高円寺)

原画の展示と絵本販売、コラボメニューなど(1オーダー必要)。
 

[2017/07/07追記]

三鷹の絵本店・よもぎBOOKSでも原画展が開かれます。

『いのちのたべもの』絵本原画展@よもぎBOOKS
2017年7月5日[水]─7月17日[月・祝]
よもぎBOOKS (東京・三鷹)

>>セレクトされた絵本が並ぶ『よもぎBOOKS』|子育て新聞|はまのゆか

 
>>おむすび舎ウェブサイト
>>にいがた、びより(新潟日報)の紹介記事