これから行くかもしれない展覧会[2021・10~]

これから行くかもしれない展覧会[2021・10~]

GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?
2021年7月17日[土]―10月17日[日] 予約優先
東京都現代美術館(東京・清澄白河)
自身による回顧展+新作。WITH CORONAシリーズなど600点以上。

葛西薫展 NOSTALGIA
2021年9月8日[水]―10月23日[土]
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京・銀座)
現在のコロナ禍やギスギスしたデジタル時代を乗り越えるヒント、がある、と。

フィリップ・ワイズベッカー 新作ペインティング展
2021年9月15日[水]―11月7日[日]
ATELIER MUJI GINZA(東京・銀座)
期間限定のLife in Art Gallery Shop内で開かれる展示。

Jean Jullien Exhibition「PAPER PEOPLE」
2021年9月17日[金]―10月3日[日]
PARCO MUSEUM TOKYO SHIBUYA(東京・渋谷)
ウェブサイトで3Dビューによる鑑賞が可能。複数会場で同時開催。

“DRAWN” by Jean Jullien
2021年9月20日[月]―10月9日[土]
GALLERY TARGET(東京・原宿)
コロナ禍の中で生まれた作品。普段と変わらぬ風景と日常。

光村印刷創業120周年記念展 ーperspective 阪本トクロウー
2021年10月1日[金]―10月23日[土]
光村グラフィック・ギャラリー(光村印刷1F)(東京・大崎)
吉祥寺美術館の展示と90%異なる作品構成、とのこと。

庵野秀明展
2021年10月1日[金]―12月19日[日]
国立新美術館(東京・乃木坂)
庵野秀明が過去に愛したもの、作ったもの全て。展示期間短いので注意。

台湾デザインの祭典「未来の花見:台湾ハウス」東京展
2021年10月2日[土]―10月17日[日]
GOOD DESIGN Marunouchi(東京・有楽町)
多様な変化を見せる台湾デザインを10の事例とともに紹介。

川瀬巴水 旅と郷愁の風景
2021年10月2日[土]―12月26日[日]
SOMPO美術館(東京・新宿)
美しいの一語に尽きる。ぜひ生で観てみたい。

和田誠展
2021年10月9日[土]―12月19日[日]
東京オペラシティアートギャラリー(東京・新宿)
人生の勝手な師匠1号。仕事の全貌に迫る初めての展覧会、ということで楽しみ。

はまのゆか 絵本『すくすくいのち』原画展
2021年10月29日[金]―11月23日[火・祝]
ムッチーズカフェ(東京・西荻窪)
いのちの誕生を描いた絵本の原画展。トークショーも。

[メモ]

緊急事態宣言解除、ということで、行きたい展示を先月より少し増やしました。初日のきょうはあいにく台風と重なってしまったけど、これから人の流れも増えていくのでしょうか。

コロナ禍2年目。1年目は、仕事が突然空白になった時期に「何かやらなくては」との思いに突き動かされ、かねてから構想していた『のはらうた』をモチーフにした詩画集とグッズの制作に取り組む日々が続きました。デザイナーとして他人に奉仕することばかり考えていた自分が、こんな時期にしてようやく、心に秘めてきたもうひとりの作家としての「ぼく」のために働く気になったというか。

逡巡を抱えながらようやく詩画集『ぼくは ぼく』とグッズが完成。早速お披露目をしようと考えたコロナ2年目の1月。緊急事態宣言の影響で出鼻をくじかれ、初めての個展が延期に。その後ご縁をいただき、7月末から8月の第5波開始のタイミングで、グループ展として作品の一部と新作グッズを展示。やっと最初の一歩を踏み出すことができました。そして次の左足をどう前に出すか考えているところ、というのが現状です。

夏の展示の後、空白だった時間にじわじわとデザインの仕事が戻り始めています。イラストレーターとしてデビューした20年前にも直面したように、別の仕事を抱えながら創作活動を続けていくのは大変なこと。とくに時間の作りかたと切り替えかた。ぼくの場合リアルタイムでの作業は少ないのでまだ楽な方だけど、それでも一旦デザイナーのモードに切り替わると、なかなかもうひとりの自分に戻るのが難しい。集中すればするほど、作家としての自分の誇りとかモチベーションを忘れてしまいがちになります。

現状で知名度はゼロに等しい自分が、思い描く活動をどうやって軌道に乗せていくか。大きな波を待つか、小さくとも自分で波を起こしていくか。まだまだ満足には程遠い状態です。

昨日(9/30放送)の「おかえりモネ」で、気仙沼に帰ったモネが、東京で学んだ気象予報の仕事でなんとか地元に貢献しようと試みるも、なかなか受け入れてもらえない場面に、自分を重ねて見ていました。これからやろうとしていることが人々の役に立つものなのか、わからない。それでも菅波先生曰く「続けるしかない」のだと。続けることで、人々の反応をきっかけに新しいヒントが生まれてくる。「自分がいなかった時間を埋めるのはしんどいけど、案外面白い」とも。すぐに結果を出そうとせず、その時々の面白さを楽しむのが得策かなと、いまは思ってます。

https://www.cinnamon.buzz/
 

デザインの仕事を始めてから最近までの仕事をまとめたポートフォリオ。これまで総合版と子どもの仕事版の2冊に分けていたのを、1冊にまとめました。自分としては両方に特に違いを設けずにやっていきたいと思っています。よろしければご覧ください。

>>下山ワタル DESIGN ARCHIVE[第3版+]
直リンク〔PDF〕:http://bit.ly/2Tn24VK

 
>>これから行くかもしれない展覧会[2021・9~]

下山ワタル DESIGN ARCHIVE[第3版+]

下山ワタル DESIGN ARCHIVE[第3版+]

デザイナーとしての活動を始めた1990年代末頃から近年までの仕事を、ジャンル別にセレクトしたポートフォリオです。PDFで、どなたでもご覧いただけます。(PC/Mac/タブレット推奨)
「FREE DOWNLOAD」のボタンをクリックするとPDFのページに遷移します。
 

下山ワタル DESIGN ARCHIVE[PDF|8.7MB]

縦型 ── 44P(A4サイズ)

for SMARTPHONE⇒ 下山ワタル DESIGN ARCHIVE[TXT]

 
[2020/09/23追記]これまで総合版とKids版(絵本・児童書の仕事)と2つに分けていたポートフォリオをひとつに統合しました(2021年以降の仕事はまだ加えていません)。ヴァージョンとしては3.1版となります。
これにともない、Kids版のPDF公開を終了します。

──下山ワタル DESIGN ARCHIVE[TXT]
DESIGN ARCHIVEと同じ構成で、章扉テキストとWorksへのリンクをまとめました。
スマートフォンの方はこちらをご覧ください。 
 

  

コメント

ライター/編集見習いとして音楽プロダクションに入社し、
ふと気が付くとグラフィックデザイナーになっていました。

世の中に、初志を貫いてひとつの道を極める人と、
ふらふらとさまよいながら最初に思っていたのと違う道に進む人、
2種類いるとしたら自分は明らかに後者でした。
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これから行くかもしれない展覧会[2021・9~]

これから行くかもしれない展覧会[2021・9~]

イラストレーター 安西水丸展
2021年4月24日[土]―9月20日[月・祝]
世田谷文学館(東京・芦花公園)
延期につき今月20日まで開催。近々行く予定。

100%ORANGE オレンジ・ジュース
2021年7月13日[火]―9月20日[月・祝]
千葉県立美術館(千葉・千葉みなと)
これまでの仕事の原画と、書籍やグッズなどの現物を展示。母の友、Yondaなど。

GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?
2021年7月17日[土]―10月17日[日] 予約優先
東京都現代美術館(東京・清澄白河)
自身による回顧展+新作。WITH CORONAシリーズなど600点以上。

Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる
2021年7月22日[木・祝]―10月9日[土]
東京都美術館(東京・上野)
老人ホーム入居後83歳から絵筆を取った東勝吉さん、還暦後写真撮影を始めた増山たづ子さんなど。

イラストレーション展「MY FAVORITE ASIAN FOOD」
2021年9月7日[火]―9月20日[月・祝]
BONUS TRACKギャラリー(東京・世田谷代田)
東アジアのイラストレーター60人が描く、思い出の料理。同名の画集も販売。
 

Shop NRCK with friends 2021/北村範史・遠藤恭葉・しなもん・Summer
2021年7月31日[土]―8月9日[月・祝]
フラスコ(東京・神楽坂)
下山が〈しなもん〉名義で参加したグループ展。のはらうた関連の作品を展示しました。
 

[メモ]

とりあえず直近のスケジュールをチェックして、欲張らず最小限の「行けるかわからないけど行きたい展示」をリストアップしました。〈しなもん〉名義で参加したグループ展は記録のために加えています。

東京では4月(前回の更新)から緊急事態宣言がほぼ継続したまま、オリンピック/パラリンピックへと突入。グループ展の準備とデルタ株への感染防止のため、用事のある日以外はほとんど家に籠もっていました。わずかな外出を兼ねて観た展示もあったにせよ(#gbiyori)、やはり事前の計画通りに回るのはこの状況では難しかったです。

ワクチンは当初、副反応の報道に恐怖を感じて、1回目(ファイザー)をグループ展終了後の8月上旬に予約し、2回目の接種がつい先日終わったところです。幸い大きな副反応はなく、接種部の痛みと2回目に少し多めに頭痛を感じた程度でした。

ワクチン接種の是非には諸説あるようですし(非科学的なのは論外としても)、地域や職種、年齢などの条件によって考え方が違ってくると思います。ぼくはワクチン=よろい、マスク=たて、だと思っています。まずは自分が被るリスクを最小に留め、そのことで家族と周囲の人々を守るため、外(見えないモンスターがはびこる町)に出る時は、よろいとたてで装備して行きます。いまはそれが最善だと信じて。
 

>>これから行くかもしれない展覧会[2021・3/4~]

純粋に近況だけのメモ/〜2021・AUG

純粋に近況だけのメモ/〜2021・AUG

▼アートともデザインともあまり関係のない最近の出来事について時々記しています。このサイトへの投稿自体が本当に久々です。このタイトルで近況を書くのも7年振りのこと。そういえばコロナ以前は「これから行くかもしれない展覧会」の末尾に近況を記していました。前回はこちら

▼コロナ以降、別の世界線に入り込んでしまったような気がしています。いろいろな変化、前と比べて思うようにいかないことが増えています。仕事の依頼が当たり前に来なくなったりとか。自分が空気のように目に見えない、人から求められない存在になってしまったのではないか、という不安とともに日々を過ごすことが多くなりました。仕事としては水面下で進んでいたり、動いてもらっている案件もあるので、決してゼロではないのですが……。コロナへの恐怖が不安を、夜の枯尾花のように大きく見せていることも事実です。逆に、自分が目に見えない、誰からも期待されない存在だとしたら、だからこそ好きなようにやってやれという思いもあります。そもそも、今はとにかく健康な命があるだけで幸せ、とも。

▼そんな逆境・逆風の中、イラストレーターとしてこれまでに描いてきた作品を発表していくという、ここ数年あたためてきたプロジェクトをスタートさせ、今年初めに第一弾として『のはらうた』をテーマにした詩画集(ZINE)『ぼくは ぼく』を、詩人の工藤直子さんのお許しをいただいて、自主レーベルの品門堂本舗から刊行しました。1月に予定していた個展は緊急事態宣言により延期となりましたが、イラストレーターの北村範史さんが毎年夏に開くグループ展に誘われ、7月末から8月上旬まで、個展で展示予定だった作品の一部を初披露することができました。おかげさまでこの時期としては、想像を超える数のお客さまにご来場いただきました。展示に来てくれたお客さん(いつもの知り合い、初めて会う方)がぼくの目の前で絵を見て喜んでくださる様子を見て、ああ、これがやりたかったんだな、と強く感じました。

▼デザインの仕事(=生活)を優先するあまり、恵まれた形でデビューを飾らせてもらったイラストレーターとしてのキャリアをずっと蔑ろにしてしまっていたところがありました。人知れず夢中で描き続けていた過去の自分と、デザイナーとして様々な経験を積んだ今の(未来の)自分がタッグを組んで、どちらか片方だけではできない活動をこれからしばらく続けていこうと思います。すぐに結果が目に見えるものではないことは承知ですが、自信はあります。

▼前回(14年9月)の記事を読んでちょうどハロプロにハマり始めた時期だったんだなと思いました。ある事がきっかけでかえでぃーのヲタクからリタイアしてから、ハロプロにも他のグループにも特定の推しは設けていません(強いて一人選ぶなら、つばきの新メンバーの福田真琳ちゃん)。最後に行ったハローの現場は2020年秋のCOVERSの八王子でした。一時期頻繁に聴いていたK-POPも、最近は中1の娘がハマりだしたBTSやTXTをYouTubeで一緒に見るくらい。

▼ドラマは、坂道出身者で初めていいなと思った伊藤万理華主演の『お耳に合いましたら。』と、永野芽郁が新人警官役を好演している『ハコヅメ』。『おかえりモネ』はひとつ前の『おちょやん』が素晴らしすぎたのと、パラリンピック企画に引いてしまったところはあったけど、大体見ています。清原果耶のキョドり演技の細かさに感服(決してあれが彼女の“素”ではないはず)。物語として丁寧かどうかはおくとして、ひとつひとつのエピソード(決断)にゆっくり時間をかけているのも好感が持てます。

▼オリンピックのこと、政治のこと、その反映としての止まらないコロナの感染拡大……本当に日々悪夢の中にいるかのようです。ぼくにできるのはひとまず投票と、自己卑下や自虐はもうやめて、自分がこれで良いと思える道を進んでいく(間違ったと思ったらすぐに引き返す)こと。その先でまた、ぼくに必要な(ぼくを必要としてくれる)新しい人と出会えたらうれしいです。


 

グラフィックデザイナーとしてのポートフォリオを下記で公開しています。
>>下山ワタル DESIGN ARCHIVE(第3版+)

堅苦しくなりがちな内容を親しみやすく伝えるデザインを得意としています。
学術書・専門書・保育書関連のブックデザインなどがそれにあてはまると思ってます。
仕事の依頼は、Contactよりお気軽にお問い合わせください。

 
文中にも記した、イラストレーターとしての個人プロジェクトを今年から始めました。
ワンクリックをお願いします。
しなもん公式サイト https://www.cinnamon.buzz
品門堂本舗(BASE) https://store.cinnamon.buzz

 

>>純粋に近況だけのメモ/〜2014・SEP
>>純粋に近況だけのメモ/アーカイブ

絵本『おばけのパンやさん』

この夏発売の新刊絵本のデザインを担当しました。

おばけのパンやさん
いちよんご/作・絵
教育画劇
2021年7月1日発売
定価(税込):1320円(本体1200円)
 


 

作者のいちよんごさんの肩書は「妖怪えほん作家」。これまでに1冊妖怪をテーマにした絵本を出版していて、これが2冊めの著書となります。切り絵の手法で、パンやを営む可愛らしいおばけたちと、彼らがせっせと作る「おばけパン」を表現しています。

いちよんごさんは以前、パンを開発する会社に勤めていたことがあり、その経験が、お話に出てくるパンの製造工程や道具(をモチーフにしたおばけ)の詳細な描写に生かされています。色紙で作るカラフルな、焼き目を付けたパンが本当に食べてみたくなるほど美味しそう。

おばけがテーマのおどろおどろしい絵本と見せかけて(もう表紙を見れば伝わると思いますが)、おばけたちそれぞれのキャラクターの可愛さが伝わるお話になっています。
 

デザインでも可愛らしさを表現するため、普段のかっちりした書体使いは封印して、本文などのほとんどの書体をいままで使ったことのないフリーフォントを中心に構成しました。選び方もかなり適当にしました。フリーフォントは大手のフォントに比べ、字詰めなど多少扱いにくい面もありますが、そこは味だと思ってなるべくそのまま、もしくは素のままに見えるように、あえてぎこちなく調整しました。

表紙のタイトルも、パンの形の文字を提案したら可愛く作ってくれました。
 

季節絵本の扱いのみならず、各地の書店で面陳など好意的に扱っていただけているそうです。これから絵本に関連したイベントも開かれるようで、とても楽しみです。余談ですが、いちよんごさんは、7月にぼくが参加したグループ展の展示も観てくださいました。感謝。また、仕事や、なんか面白いことできたらいいですね。
 

>>おばけのパンやさん|教育画劇