これから行くかもしれない展覧会[2019・8~]

これから行くかもしれない展覧会[2019・8~]

ケロポンミュージアム@シーモアグラス
2019年8月5日[月]―8月18日[日]
シーモアグラス(東京・原宿)
21名の絵本画家がケロポンズの楽曲をテーマに描く作品展。原画の販売も。

[メモ]

8月のギャラリー巡りを1か月お休みすることにしました。
梅雨も明けて本格的な夏が到来し、部屋から外に出るだけでも厳しい状況の中、今月ばかりはギャラリー巡りは危険だと判断しました。
(こんな季節にしがらみだけの理由でオリンピック開催を強行する国もあるそうですが…)
フェスや行楽に行かれる方、適宜水分を摂り、熱中症にはくれぐれも気をつけましょう 🙂

今月は、自分がデザイン&企画に関わった展示を1つだけご紹介させてください。
(8月の展示に関しては、先月の更新もご覧ください。)

保育園からフジロックまで大活躍中の2人組、ケロポンズ。その活動20周年を記念して、8月4日(日)に浅草公会堂で開かれる「ツイてる!ツイてる!エビカニフェス」と同時開催の展示企画「ケロポンミュージアム」より、21名の絵本画家・イラストレーターがケロポンズの楽曲をテーマに描いた作品の展示が、原宿のシーモアグラスに巡回します。題して「ケロポンミュージアム@シーモアグラス」。ケロポンズに縁のある画家さんたちの錚々たる顔ぶれに、只々驚くばかりです。

8月9日(金)にはケロポンズによるトーク&ミニライブも開かれます。この日はぼく(下山)もトークゲストとして出演し、今回の展示やデザイン、ケロポンズの20年の歩みについてお話したいと思います。

展示を観に行くとかではなく、涼みに来る感じで立ち寄っていただけたらうれしいです。アイスクリームのセットもあるし、逆に温かいチャイなんかも体に優しいと思います。

>>ケロポンミュージアム@シーモアグラス|パラグラフ|下山ワタル
>>ツイてる!ツイてる!エビカニフェス|パラグラフ|下山ワタル

>>これから行くかもしれない展覧会[2019・7~]

下山ワタル DESIGN ARCHIVE

下山ワタル DESIGN ARCHIVE

1990年代末から近年までの仕事を、ジャンル別にセレクトしたポートフォリオを公開しました。
PDFで、どなたでもご覧いただけます。

下山ワタル DESIGN ARCHIVE[PDF|16MB]

縦型 ── 44P(A4サイズ)

*出力をファイルに収めたものも用意しています。
法人・編集部等でご入用の方は、Contactよりお知らせください。

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ケロポンミュージアム@シーモアグラス

ケロポンミュージアム@シーモアグラス

ケロポンズ20周年コンサート「ツイてる!ツイてる!エビカニフェス」の翌日、8月5日(月)から原宿の、絵本の読める小さな喫茶店・SEE MORE GLASSで、企画展「ケロポンミュージアム@シーモアグラス」が始まります。エビカニフェス会場の浅草公会堂で先行展示される、ケロポンズと交流のある絵本画家21名がケロポンズの楽曲をテーマに描いた作品を、お茶を飲みながらじっくり観られる展覧会です。エビカニフェス同様、フライヤーのデザインや展示企画を担当しています。イラストは多田玲子さん。

ケロポンミュージアム@シーモアグラス
2019年8月5日[月]~25日[日][会期延長!]
シーモアグラス(東京・原宿)
12:00~18:00/期間中火曜定休・19日(月)休

参加画家/
あおきひろえ、石井聖岳、市居みか、おくはらゆめ、加藤休ミ、後藤美月、ささめやゆき、高畠純、竹内通雅、多田玲子、たちもとみちこ、田中六大、たんじあきこ、どいかや、中川ひろたか、長野ヒデ子、長谷川義史、原あいみ、福田利之、藤本ともひこ、山田美津子(五十音順)

関連企画/
ケロポンズ トーク&ミニライブ[終了しました]
ゲスト:下山ワタル(グラフィック・デザイナー)
2019年8月9日[金]
シーモアグラス(東京・原宿)
19:00 OPEN/19:30 START

20周年を迎えてますます人気のケロポンズ。ぼくは、デザイナーやイラストレーターの視点から見てきたケロポンズの20年間や、デザイン・企画に関わった「ツイてる!ツイてる!エビカニフェス」「ケロポンミュージアム」について、ケロポンズと一緒にお話しします。お楽しみのケロポンズによるミニライブもあります。

ご予約・お申込みはシーモアグラスにて受け付けます。

 

[19/08/28追記]

ケロポンミュージアム@シーモアグラス、終了しました。8/9(金)のケロポンズトーク&ミニライブにも沢山の方にご来場いただき、楽しいひとときとなりました。展示画家さんの紹介のとき、コラボした絵本のもとになったオリジナルの歌がその場で次々と実演されるのが楽しかったです。ぼくは画家さんの紹介についての補足をしました。期間中、シーモアグラスには多くの方がご来場くださり、原画もたくさん売れたようです。作品は引き続きケロポンズのネットショップでも販売されるそうなので、来れなかった地方の方々も楽しみにしていてください。

今回の企画は、今年で20周年を迎えるケロポンズというふたりの存在なくしては実現しませんでした。浅草公会堂の20周年コンサートの会場下ギャラリーで同名の「ケロポンミュージアム」を企画することになった時、「会場(浅草公会堂ギャラリー)のスペースが思ったより広い! どうしよう?」と焦った末に思いついたのが、これまでにケロポンズと絵本やCDなどでご縁のあった画家さんに、20周年をお祝いする作品を提供していただき、それを展示するというアイデアでした。ケロポンズからの呼びかけで、20人以上の画家さんが作品を提供してくださることに! せっかくなので、日頃ケロちゃんの企画などでもお世話になっている原宿のシーモアグラスで、コンサートの翌日から巡回企画展も行うことになりました。

ぼくとしてはデザインだけでなくプロデューサー的な立場でも関わった初めてのイベントでした。主催したケロポンズにとっても、シーモアグラスも、作家の皆さん、お客さん、スタッフも、みんなが幸せになれるような企画のお手伝いができて本当によかった。ここで得たものを次の新たな喜びのために生かしていこうと思います。

>>ケロポンミュージアム@シーモアグラス|SEE MORE GLASS

ツイてる!ツイてる!エビカニフェス

ツイてる!ツイてる!エビカニフェス

浅草公会堂で8月に開かれるケロポンズ20周年コンサート「ツイてる!ツイてる!エビカニフェス」。チラシやポスターのデザイン、タイトルロゴ、会場内展示「ケロポンミュージアム」の企画その他を担当しています。イラスト&ビジュアルは多田玲子さんです。

「エビカニフェス」は、結成して今年で20周年を迎えるケロポンズと、福田りゅうぞう、すかんぽの事務所仲間が総出演の楽しいコンサート。同時開催の「ケロポンミュージアム」は、ぬりえ、おめんづくりなどの親子で楽しめる工作や絵本のコーナー、ケロポンズのヒストリー&衣装展示、ケロポンズがCMやMVで出演する企業のブース、大ヒット曲「エビカニクス」のMVを背景に記念撮影できるコーナー、そして21人の絵本画家がケロポンズの楽曲をテーマに描いた作品を展示する「ケロポンギャラリー」(翌日から原宿のシーモアグラスへ巡回)など、盛りだくさんの内容です。お楽しみに!
 


 

ケロポンズ 20周年コンサート
ツイてる!ツイてる!エビカニフェス

2019年8月4日[日]
13:00開場/14:00〜16:00開演
浅草公会堂
出演:ケロポンズ、福田りゅうぞう、すかんぽ
同時開催=ケロポンミュージアム(浅草公会堂 1階展示ホール)
 

巡回展「ケロポンミュージアム@シーモアグラス」開催決定!
>>ケロポンミュージアム@シーモアグラス|パラグラフ

これから行くかもしれない展覧会[2019・7~]

これから行くかもしれない展覧会[2019・7~]

『かりや展』in ササユリカフェ
2019年5月30日[木]―8月19日[月]
ササユリカフェ(東京・西荻窪)
「なつぞら」タイトルバックのアニメーターの個展。「なつぞら」原画、台本表紙イラストなど。

クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime
2019年6月12日[水]―9月2日[月]
国立新美術館(東京・乃木坂)
最初は観ないかもしれないと思ったけど、実はいまの自分にとても必要なのかも。

塩田千春展:魂がふるえる
2019年6月20日[木]―10月27日[日]
森美術館(東京・六本木)
最初は観ないかもしれないと思ったけど、実はいまの自分にとても必要なのかも…2。

Artist Photo Lab.  田島貴男写真展「Bless You!」
2019年6月21日[金]―9月30日[月]
マスターウォール銀座(東京・銀座)
インスタグラムで発表している写真の腕が素晴らしいオリラブ田島さん待望の写真展。

前田麦「STAMP BY ME」
2019年6月28日[金]―7月20日[土]
(PLACE)by method(東京・渋谷)
市販品のスタンプだけを使ったアートワーク。面白い。場所はベルサール渋谷1stの裏。

Archives: Bauhaus 展
2019年6月28日[金]―9月23日[月]
無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery2(東京・銀座)
実はバウハウスにはあまり興味がないが、ランドスケープ中原さんの企画として惹かれる。

2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2019年6月29日[土]―8月12日[月・祝]
板橋区立美術館(東京・西高島平)
改装後初展示。台湾のチェン・インシウ「旅に出よう」がいい感じ。

高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの
2019年7月2日[火]―10月6日[日]
東京国立近代美術館(東京・竹橋)
音声ガイドが「なつぞら」の坂場役の人。>>特設サイト

ジョシュ・スパーリング|SUMMERTIME
2019年7月3日[水]―8月10日[土]
ペロタン東京(東京・六本木)
フランスの駄菓子みたいに徹底化されたポップ感。

立花ハジメ個展|ササカーナ sa・sa・ca・na
2019年7月5日[水]―8月4日[日]*金土日営業
PREFAB Gallery & Things(東京・下北沢)
先日急逝したプラスチックス島武実さんのスペースでの開催。

Exhibition: The Making of Billie Eilish’s “you should see me in a crown” Official Video
Takashi Murakami x Studio PONCOTAN

2019年7月10日[水]―7月23日[火]
Animanga Zingaro(東京・中野)
ビリー・アイリッシュの新作MVを手がけた村上隆のコラボ展。グッズがすごい。

ジュリアン・オピー
2019年7月10日[水]―9月23日[月・祝]
東京オペラシティアートギャラリー(東京・初台)
11年ぶりの大型個展、とは思えない。ずっと変わらないから。

安野光雅展 絵本とデザインの仕事
2019年7月6日[土]―8月25日[日]
平塚市美術館(神奈川・平塚)
絵本原画だけでなく、装幀の仕事も。一日ふらっと空けば行けるのだが。

Nieves「Zine Wall」
2019年7月11日[木]―8月25日[日]
amala(東京・吉祥寺)
NievesのZINE200冊。よくこれだけのアーティストを揃えられるものだ。

Hiroshi Nagai Exhibition|CONTRAST
2019年7月11日[木]―9月10日[水]
代官山蔦屋書店(東京・代官山)
永井博さんの新作画集にちなんだ展示。代官山蔦屋書店、遠くなったなー(心理的に)。

TOKYO ART BOOK FAIR 2019
2019年7月12日[金]―7月15日[月・祝]
東京都現代美術館(東京・清澄白河)
15年前大好きだったGRRRR(インゴ・ギーゼンダナー)の展示が!

原田治 展 「かわいい」の発見
2019年7月13日[土]―9月23日[月・祝]
世田谷文学館(東京・芦花公園)
イラストレーター≒グラフィックデザイナー。尊敬する人。

みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術
2019年7月13日[土]―9月29日[日]
Bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)
ミュシャとジャポニズム、日本のコミックへの影響線を辿る興味深い展示。

みんなのレオ・レオーニ展
2019年7月13日[土]―9月29日[日]
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(東京・新宿)
絵本『スイミー』の原画など、生涯を振り返る回顧展。

大竹伸朗 ビル景 1978-2019
2019年7月13日[土]―10月6日[日]
水戸芸術館 現代美術ギャラリー(茨城・水戸)
やっと行けそうな場所まで巡回してきた。>>イメージムービー

[メモ]

今年もソングブックカフェのCDブックの仕事をしました。第3弾です。

>>ワクワクあふれだす ~Hoick CDブック3~|パラグラフ

春頃からの仕事がいくつか形になっていますが、もう少ししたら改めてお知らせできます。

先日のTBSラジオ「アフター6ジャンクション」が、蒼井優と菊池亜希子の二人(アンジュルムックの編集チーフ)を迎えてのアンジュルム特集でした。いろんな人がヲタクになったきっかけ、とくに、ぼくもそうであるところのハロヲタ(ハロプロのヲタク)になるまでの話を聴くのは興味深いものですが、この日の蒼井優の発言で自分と同じだと思ったのが、「最初の頃はお米と同じくらい、みんな当たり前に(ハロプロを)好きだった」というくだりでした。

>>特集:蒼井優&菊池亜希子presents『アンジュルム』特集!|TBSラジオクラウド

宇多丸が「ヲタとしてではなく」と発言を継いでいるように、当時はASAYANもうたばんも“モー娘。”としての冠番組も、それこそお米や湯水のようにあふれていた。ぼくが初めて買ったモーニング娘。のシングルは「Memory 青春の光」でしたが、どちらかというと音楽的な関心が先だったし、モーニング娘。の写真集『hamilton island』を買ったのも、写真家の新津保建秀さんが撮影していたから(企画を担当したのはプチグラパブリッシング)。もともと生涯を通してアイドルは好きだったけど、ヲタク的な熱狂とは長い間距離を置いていました。

ぼくの見立てでは、この「距離」こそが、サブカル/ヲタク的な関心のあり方を特徴付ける大きな要素だったと考えています。地方と東京、日本と西洋、日本とディープコリア、在宅と現場……90年代まで存在した様々な「距離」の壁をぶっ壊したのがインターネット──YouTube、UstreamとTwitterでした。…このトピックだけでも記事が何本か書けそうです。

蒼井さんは、スマイレージ2期まではハロプロを追っていて、その後、タカラヅカでヲタ心が開花し、しばらく離れた後で菊池さんを通じて“今のハロープロジェクト”、アンジュルムに引き戻されたといいます。この“今の”というワードが非常に重要で、たとえばモーニング娘。を例に取ると、お米のように存在した初期の黄金期のモーニング娘。と、今の、鞘師里保がエースとして君臨した9期10期加入以降のモーニング娘。は、全く別のグループといっていいほど、コンセプトから、EDMやベースミュージックを取り入れた音楽性、ダンスパフォーマンスの強度に至るまで、何から何まで違っています(勿論レパートリーやマインド的には伝統を受け継いではいますが)。多くの人がいまだに記憶しているのは、辻加護矢口などが在籍し、スキャンダルと常に隣り合わせだった初期のモーニング娘。のほうです。

2012年から自分の意志でチケットやCDを買って、“今の”モーニング娘。とスマイレージ(現アンジュルム)のツアーやリリースイベントに行き始めた頃、このエレクトロナイズされた(90年代に聴いていたテクノと同等の)爆音に包まれる快楽と引き換えなら、それまで恥ずかしかったヲタク的コードに入ることなんて全然苦ではないと感じました。むしろ入った方がより深く没入できる(同じアホなら…)。「あまちゃん」のアキの有名なセリフ「ダサいぐらい何だよ、我慢しろよ!」みたいな気持ち。

思えば、この宮藤官九郎がアキを通して叫ばせたセリフは、震災前後の人々の考え方の大きな変化を、短く強い言葉で見事に捉えたものでした。他方で冷笑的なムードがはびこる中、ヲタク的な「推し」や「応援」の概念に救われた人も多いと思います。自分もまたそのひとりです。

アンジュルムックについてすごいと思ったのは、どこかで見た蒼井&菊池編集長インタビューでの、アイドルは歌やダンスの上手さ、ルックスの美しさなどで計られることが多いけど、本来はアイドルはアイドルとしてただそこにいるだけで輝かしく、人に希望や勇気を与えることのできる存在である。アンジュルムックではそういったアイドルそのものが放つ輝きに光を当てたかった、という意味の言葉(かなり意訳、創作が入ってますが)。世間への後ろめたさを隠すかのように、楽曲が優れているからとか、何か別の尺度に当てはめてアイドルを捉えることの多かった自分にとっても目からウロコでした。これからは、理由もなくただ好きだから、でもいいかなと思いました。

>>「少女を消費しない」とはどういうことか?蒼井優と菊池亜希子が大好きなアイドルに一番伝えたかったこと|BuzzFeed

>>これから行くかもしれない展覧会[2019・6~]