引っ越しました。 ’18

引っ越しました。 ’18

8月初め、約10年半振りに自宅を転居しました。約4年間借りていた仕事場も止むなき事情で離れることになり、今後はこちらの自宅兼オフィスを拠点に業務を行っていきます。前の住居の近隣で、最寄り駅もこれまでと変わりません、引き続き今後とも変わらぬお引き立てをよろしくお願いいたします。

引っ越したいと強く願うに至った旧居での住環境の大きな変化と、仕事場の件、新しいデザインの仕事の話……それらと新しい物件との出会いが同時にやってきて、そこから転居の実行に至るまではかなりの短期間でした。実際、真夏の、酷暑の盛りに引っ越しはするもんじゃないな、というのは今回の大きな教訓となりました(クーラーが外された数日間、一体どうなることかと)。でも、引越しのオフシーズンだからこそこういう面白い住処に巡り会えたのかな、という気もしてます。朝から晩まで、虫や鳥の声、近所の団地の草木がそよぐ音、竹林が揺れる音……心地良い音が常に耳に入ってきます。この上ない環境に恵まれたこの場所で、新しい試みにもチャレンジしていきたいと思ってます。

引越し蕎麦の絵は10年半前の転居の際にも描きましたが、今回は夏なので冷麦にしました。実は10年前の蕎麦の絵の周りに描き足して拡張したリメイクです。

ケロポンズ「なんたるサンダルチア」MV

ケロポンズ「なんたるサンダルチア」MV

ケロポンズの新作MV「なんたるサンダルチア」背景を担当しました。
最初に背景を担当した「エビカニクス」が、数年越しでまさかの国民的大ヒットに。
初期からのMVは、YouTubeのケロポンズのチャンネルで見ることが出来ます。
今作は、多田玲子&せきやすこさんチームの協力により、静止画に動きが!


 

 
別のクライアント/チームで、もう一本動画背景が進行しています。そちらもお楽しみに。

>>YouTube「ケロポンズ」チャンネル

じゃんけんジョイ! 〜Hoick CDブック2〜

じゃんけんジョイ! 〜Hoick CDブック2〜

保育現場で使えるCDブックの第2弾『じゃんけんジョイ!』のデザインを、前作『ちょっとだけ体操』に続いて担当しました。今回も、ソングブックカフェ所属アーティストの、中川ひろたか、鈴木翼、ロケットくれよん、福田翔、gaagaaSの5組による、あそびうた、ダンス、体操が収録されたCDと、振付&楽譜集がセットになっています。

前作『ちょっとだけ体操』はCDブックとして、セミナーや地方の講習会などで大好評だったそうです。今度の『じゃんけんジョイ!』も、野外(横浜大さん橋周辺)で撮影した写真を使った写真集的な要素や、振付イラストなどの見やすさを踏襲しつつ、前作の内容をさらにアップデートしています。写真は今回も藤田修平さん、表紙タイトル文字とイラストは長濱恵さんです。

もうひとつ今回の大きな売りとして、アイドルの写真集などでおなじみの予約特典帯を作りました。これも、保育向け楽譜集としては前例のない試みです。ファンの皆さんには今後何か新しいお楽しみもあるかもしれません(?)。

 
じゃんけんジョイ! ~Hoick CDブック2~(→Hoick
中川ひろたか・鈴木翼・ロケットくれよん・福田翔・gaagaaS
ソングブックカフェ
発売中
3000円+税(定価)
 

新しいCDブックの発売を記念したスペシャルコンサートが2018年7月1日(日)に横浜みなとみらいで開かれます。会場は写真の撮影場所である大さん橋周辺とは近く、ファンのみなさんには聖地巡りなんかもおすすめです。コンサートについて、詳しくはリンク先をご覧ください。

>>じゃんけんジョイ! 発売記念スペシャルコンサート IN 横浜みなとみらい
 
>>ちょっとだけ体操 〜Hoick CDブック〜|パラグラフ

絵本『おうち』

絵本『おうち』

金の星社の人気絵本シリーズ「はじめてのテツガク絵本」の第4弾『おうち』(中川ひろたか・作 岡本よしろう・絵)のデザインを担当しました。中川ひろたかさんが毎回お話を書き、長新太(『ないた』)、長谷川義史(『おこる』)、ミロコマチコ(『うそ』)と、そうそうたる顔ぶれの絵本画家が絵を手がけるこのシリーズ。今回の絵は、『ごはんのにおい』(おむすび舎)ほかで中川さんとコンビを組んでいる、岡本よしろうさんです。

帰れるおうち=家があるっていいことだなあとつくづく思います。そんな当たり前のようでいて実は不思議なことを、シンプルなコトバと絵本らしいリズムのある絵で、子どもたちに静かに問いかけてくる絵本です。


 
おうち(→金の星社
中川ひろたか/作 岡本よしろう/絵
金の星社
発売中
1300円+税(定価)

 
中川さん岡本さんコンビによる食の絵本『ごはんのにおい』の原画展が、神保町のブックハウスカフェで開かれています。

岡本よしろう「ごはんのにおい」(おむすび舎)絵本原画展
2018年5月12日[土]─5月31日[木]
ブックハウスカフェギャラリー (東京・神保町)

 
>>絵本『ごはんのにおい』|パラグラフ

第10回harmonize吹奏楽チャリティーコンサート

第10回harmonize吹奏楽チャリティーコンサート

毎年チラシ等のお手伝いをしている吹奏楽団harmonize(ハーモナイズ)のコンサート。今年でついに10回目を迎えます。

 
実は、前回の第9回をもって、チラシやプログラムその他のデザイン担当から降ろさせていただこうと考えていました。主催の藤井君にもその旨をお伝えし、第9回の本番で配られたプログラムにも送別の言葉まで頂いたほどでした。後任のイラストレーター/デザイナーについても、アートワークをお願いするにふさわしい方を指名し(竹内巧さんです。この場を借りて改めてありがとう)、実際に引き継ぎのための打ち合わせまでしていました。

 
にもかかわらず寸前で撤回させていただいたのには、ごく個人的な理由がありました。

 
去年のチラシを制作する時期、もう描くということへの喜びが見いだせなくなってしまい、自分はこれからデザインの仕事に徹しようと思ったのでした。描くことにまつわる行為を全て切り離そうと考え、少ない仕事もほかの人に譲ろうとしました。そうやって一旦描くことを全部断つと決めてから季節がひとつ過ぎたある日、ふとハードディスクに保存された過去の作品を先入観なく眺めるうち、これは案外悪くないかも、という感覚が訪れたのです(詳しくは、instagramアカウントのお知らせ|パラグラフ を参照)。

描くことは自分にとってのひとつの財産だから、決して手放してはいけない、と程なくして気付き、吹奏楽のバンマス藤井君や後任に予定していた竹内さんにも、お詫びの気持ちを伝えて復帰することになり、再び「描くこととデザインの中間地点」を目指して制作したのが第10回のアートワークです。

 
今回は、楽譜や楽器などの音楽的な符牒から離れて、harmonizeという楽団が10年続いたことを花束でお祝いしました。10年続いたって簡単に言うけど、本当にすごいことなんです。プロフェッショナルではない楽団員ひとりひとりが、それぞれの仕事や学業に占有された日常の中でなんとか時間を作って練習を重ねて、ここまで続けてこれたこと。そのことを心から祝福したいと思いました。

それと、上に添えた「We are harmonize」のキャッチコピー。この仕事を再開するにあたっての藤井君とのミーティングの中で「10年も続いたらその場所は、家・家族のようなものだね」と話したことをヒントに、ぼくのほうで発案しました。普段は学生、会社員、親、先生……いろんな役割を演じて忙しく働く人々が、ここに来ればハーモナイズの一員になれる。そんな、帰属する場所、いつでも帰れるところ、の意味を、この短いコピーの中に込めました。

こんなふうに、描くことだけでなく、デザインすること、コピーなどのテキストや全体の構成までを、ひとつのかたまりとして表現する力が、これからの自分にとって他者と換えがたい固有の力になっていくのかもしれないな、と作りながら思ったりもしました。そういう力を長い間育て、自由に発揮させてくれたharmonizeという楽団とバンマスの藤井君には、感謝の気持ちで一杯です。

 
harmonize(ハーモナイズ)は東京都日野市を拠点に活動する吹奏楽団で、リーダーで指揮者の、中学や高校で音楽教師を務める藤井和夫君の教え子が中心となって集まり、演奏を続けています。毎年初夏にチャリティーコンサートを開き、児童養護施設出身の子どもたちをサポートする「NPO法人日向ぼっこ」への募金を行なっています。
 
コンサートは入場無料です。
お近くの方、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
取材や問い合わせについては、彼らのウェブサイトをご覧になってください。

 
第10回harmonize吹奏楽チャリティーコンサート
2018年7月1日[日]
13:30開場/14:00開演
ひの煉瓦ホール(日野市民会館)大ホール
入場無料
 

 

harmonize吹奏楽チャリティーコンサート FLYER/LEAFLET

>>harmonizeに関するブログ記事の一覧

harmonize公式ブログ
http://harmonize2008.blogspot.jp/

 
「元・丁稚」藤井和夫インタビュー|INTERVIEWS for land of music “the Rising”
http://d.hatena.ne.jp/theRising/20090618
――指揮の藤井君はかつて、ロックバンドHEATWAVEの伝説の「丁稚」でした。